NSF AI助成 $1,100万:全米AI研究データ基盤「National Data Platform」(UCサンディエゴ・NAIRR)
University of California-San Diego
米NSFが、分散したデータ庫と計算資源を連邦横断でつなぐ「全米AI研究データ基盤(NDP)」に約1,100万ドルを助成。AI駆動の研究・教育・人材育成の参入障壁を下げる、NAIRR(国立AI研究資源)の中核プロジェクト。
詳しく読む米国科学財団 NSF のAI(人工知能・機械学習)関連の研究助成を、受給機関・金額・出典付きで整理します。米国がどのAI研究に公的資金を投じているかの一次情報。本サイトは米国政府公式ではありません。
本ページは公的情報の一般的な整理です。金額は確認時点の交付額(obligated)で、追加交付・改定で変わることがあります。個人情報保護のため研究代表者名等は扱っていません。
規模・注目度の高いAI研究助成を、要点・FAQ・出典つきで解説。
University of California-San Diego
米NSFが、分散したデータ庫と計算資源を連邦横断でつなぐ「全米AI研究データ基盤(NDP)」に約1,100万ドルを助成。AI駆動の研究・教育・人材育成の参入障壁を下げる、NAIRR(国立AI研究資源)の中核プロジェクト。
詳しく読むUniversity of California-San Diego
米NSFが、カリフォルニア大サンディエゴ校(UCSD)のサンディエゴ・スーパーコンピュータセンター(SDSC)による次世代スパコン「Expanse 2」の整備に約1,000万ドルを助成。最新のプロセッサ・アクセラレータと高速Ethernet網を備え、データ集約型の研究を全米の幅広い研究者(科学とAIの「ロングテール」)に提供する国家資源。
詳しく読むCarnegie Mellon University
米NSFが、AI・データ解析・高性能計算(HPC)を統合する国家規模の計算基盤「Bridges-3」に約1,000万ドルを助成。GPU加速計算と大容量メモリを備え、米国の科学研究コミュニティが広く使える基盤を提供する。
詳しく読むUniversity of Tennessee Knoxville
米NSFが、全米に分散する膨大な科学データ(望遠鏡・加速器・気象・医療画像など)を所在地を問わず研究者につなぐ国家データ基盤「National Science Data Fabric (NSDF)」を、試験運用から本格的な国家サイバーインフラ・サービスへ移行する取り組みに約900万ドルを助成。計算資源の乏しい大学も大規模データ研究に参加できるようにする。
詳しく読むMorgridge Institute for Research, Inc.
米NSFが、科学データのライフサイクルを支える全米規模のデータ基盤「FabAID(Fabric for AI-Driven Science)」に約900万ドルを助成。データ庫・作成者・処理能力を束ね、AI駆動研究の土台となるデータ中心ワークフローを全米の研究者・教育者に提供。NAIRR等のNSF基盤と連携する。
詳しく読むUniversity of California-Irvine
米NSFが、データ科学とAIを犯罪学・公衆衛生・神経生物学など多分野の研究者に開く全米センター「BRIDGE」に約900万ドルを助成。オープンソースのワークフローシステムTexeraを基盤に、プログラミングや計算資源の壁を下げ、再現可能なデータ/AIパイプラインを共有・再利用できるようにする。
詳しく読むUniversity of Texas at Austin
米NSFが、生成AIを支える基礎的な数理理論・アルゴリズムを開発する「機械学習基礎研究所(IFML)」に約650万ドルを助成。大規模モデルの効率的な学習や、正確・頑健・解釈可能な推論の理論を研究する。
詳しく読むCornell University
米NSFが、基盤的なAI研究を前進させながら、持続可能エネルギー・電子・環境・量子技術に不可欠な次世代材料の発見を加速する「AI材料研究所(AI-MI)」に約600万ドルを助成。科学特化の大規模言語モデルと多様なデータを結ぶクラウド基盤で、材料発見のサイクルを数ヶ月から数日へ短縮することを目指す。
詳しく読むMassachusetts Institute of Technology
米NSFが、AIと素粒子物理など「基礎的相互作用」を融合する研究所IAIFIの5年更新に約498万ドルを助成。物理の第一原理を取り込んだ新しいAI手法で、物理学の発見と基礎AIの双方を前進させる。
詳しく読むUniversity of Arizona
米NSFが、各分野の科学データを自動で記述・整理・接続し、研究者が「数週間」かかっていたデータ探索を「数分〜数時間」に短縮する共有基盤「MESA」に約462万ドルを助成。メタデータを扱うAIエージェントが新しいデータセットを読み、分野横断での組み合わせを提案する。
詳しく読むCOMPUTER SCIENCE TEACHERS ASSOCIATION, LLC.
多くのK-12教員はAIの仕組みや教え方の準備が不足している。米NSFは、実績ある複数州の教員研修モデルをAI向けに拡張し、数千人の教員を育てて数十万人の生徒に「AIを“消費”するのでなく“作る”」学びを届ける取り組みに約378万ドルを助成。
詳しく読むOld Dominion University Research Foundation
米NSFが、AIとサイバーセキュリティ(CyberAI)を学ぶ学生に奨学金を給付し、卒業後に政府機関で公務に就くことを条件とする人材育成プログラムに約250万ドルを助成。オールドドミニオン大(ODU)は、CyberAIプログラムを米国家安全保障局(NSA)に全米で初めて認証された大学。
詳しく読むBrown University
米NSFが、信頼・共感・個別化が不可欠なメンタル/行動ヘルス分野を起点に、次世代の「AIアシスタント」を研究する研究所ARIAに約400万ドルを助成。人間の認知と機械の認知を一体的に扱い、Grounding・Instructability・Alignmentの3本柱で、信頼できる人とAIの相互作用を目指す。
詳しく読むNorth Dakota State University Fargo
米NSFが、計算集約・AI研究のためのGPU加速スパコン「Bison」の整備に約385万ドルを助成(大型研究機器MRI)。ノースダコタ州立大を中核に、州内大学システム11校と5つの部族大学に開かれた州全体の共有資源として、AI研究の民主化に貢献する。
詳しく読むUniversity of Alabama Tuscaloosa
米NSFが、カメラ・スマホ・装着型機器の上で直接データを分析する「エッジAI」の研究基盤と人材育成に約259万ドルを助成。軽量AIアルゴリズム・超低消費電力のAI専用チップ・ナノセンサを開発し、実証として呼気で糖尿病の発症を予測する装着型機器を試作する。6大学(少数派支援校2校を含む)と産業界が連携。
詳しく読むUniversity of Chicago
米NSFが、研究者が日常言語で必要な計算環境を伝えるだけで、共有研究クラウド上に環境を構築・検証するAI会話アシスタント「Cloud Conversations」に約254万ドルを助成。クラウド設定に要する専門知識(システム管理・ネットワーク・セキュリティ)の負担を下げ、研究の生産性と再現性を高める。
詳しく読むIllinois Institute of Technology
米NSFが、経済的に困難で学業優秀な学生の在籍継続と卒業を支える奨学金プロジェクトに約200万ドルを助成(S-STEM Track 2)。人工知能・応用数学・コンピュータ科学・サイバーセキュリティ・データ科学・オペレーションズリサーチ・統計を学ぶ22人の奨学生に、平均1.5万ドル(最長5年)を給付し、学際的な体験学習とコホート形成で支える。
詳しく読むUniversity of Florida
米NSFが、AI・量子理論・実験合成を組み合わせて新しい超伝導材料の発見を加速する「AISuper」に約200万ドルを助成。グラフニューラルネットで超伝導特性を予測し、生成AIで合成可能な新材料を設計、密度汎関数理論(DFT)と実験で検証する「閉じた発見ループ」を構築する。
詳しく読むUniversity of New Mexico
米NSFが、AIと量子計算による化学・材料研究のための、大容量メモリのGPU並列スパコンの取得・運用に約140万ドルを助成(大型研究機器MRI)。ニューメキシコ大(UNM)の計算化学・量子情報の研究者が共用し、新材料・分子・反応の計算設計や、量子多体系シミュレーションの新アルゴリズム開発を支える。
詳しく読むNEURALTRAK, INC
米NSFが、手術中の高度な3次元X線撮影を、高価なCT装置を買わずに実現する技術のSBIRフェーズIIに約125万ドルを助成。X線の物理原理を取り込んだAIで、標準的な移動式X線装置の限られた角度のデータから、CTに匹敵する3D画像を低線量で再構成する。脊椎手術などを外来手術施設でも安全に行えるようにする。
詳しく読むUniversity of Virginia Main Campus
米NSFが、高校でのAIリテラシー供給の不足に対し、教員研修・生徒の実践学習・有給インターンを束ねた「教室から職場までのパイプライン」構築に約100万ドルを助成。大統領令14277「米国の若者のためのAI教育の推進」の優先事項に沿い、教材は無料公開する。
詳しく読むUniversity of Texas at San Antonio
米NSFが、ヒト由来の神経細胞で「脳オルガノイド(試験管内の3D神経組織)」を育て、低消費電力の計算・学習・記憶に使う基盤研究に約200万ドルを助成。シリコンのAIチップが抱える高消費電力と柔軟性の限界に対し、脳の省エネ・柔軟な情報処理を生物で再現することを狙う。倫理的検討も組み込む。
詳しく読むBaylor University
米NSFが、経済的に困難で学業優秀な学生のCS・工学分野での在籍継続と卒業を支える奨学金プロジェクトに約200万ドルを助成(S-STEM Track 2)。24人の奨学生に平均1.25万ドル(最長5年)を給付し、メンタリング・AIスキル開発・学部研究に加え、予測分析プラットフォーム「Navigate」で進捗を追い早期介入につなげる。
詳しく読むUniversity of Oklahoma Norman Campus
米NSFが、AIを使いたいが十分に使えていない研究者を支える、プロと学生の「AIコンサルタント」のパイプライン育成に約180万ドルを助成。まず9機関91研究チームを支援し、全米の研究者(学部生〜教員)に波及させる。AIコンサルタント養成プログラムを成果物として全国展開を促す。
詳しく読むUniversity of California-Davis
米NSFが、AIを効果的に活用して生徒の学びを進められる質の高いSTEM教員の育成に約172万ドルを助成(Noyce奨学金 Track 2)。12人のSTEM専門家を7〜12学年の教員に育て、個別化学習・即時フィードバック・ニーズ把握といったAIの利点を実践と研究の両面から取り入れる。
詳しく読むIndiana University
米NSFが、研究用クラウドの基盤となるオープンソース・プラットフォーム(Jetstream Cloud・Exosphere)の脆弱性を、AIで検出・低減する「Safe-OSE」に約150万ドルを助成。強化学習と大規模言語モデル(LLM)で、利用者・時期・資産種別に応じた文脈考慮の対策を提案し、脆弱性を最小化するソフトを生成する。
詳しく読むUniversity of Illinois at Urbana-Champaign
米NSFが、AI誘導の探索で、安全で熱的に安定な固体イオン伝導材料「ヘリカル・ペプチド電解質」を発見する研究に約150万ドルを助成。配列を精密設計できるペプチド(生体高分子)のらせん構造がイオン伝導を高める仕組みを解明し、リチウムイオン電池の安全性課題に応える次世代蓄電材料を目指す。
詳しく読むUniversity of Hawaii
米NSFが、災害後の水質・大気微粒子の急変などをローカルに監視するため、3Dプリントの低コストセンサとエッジAIの携帯型データ解析基盤を住民参加で共創する研究に約150万ドルを助成。遠隔・地方・厳しい環境の地域が、自分たちの周辺データを自ら収集・分析し、迅速な対応と防災計画に役立てる。
詳しく読むGeorge Mason University
米NSFが、洪水やハリケーン時の避難・避難所運営を支える「説明可能AI(Explainable AI)」の研究に約125万ドルを助成。どの避難所をいつ開くか、資源をどう配分するか、需要をどう見積もるか——刻々と変わる住民の動きやインフラ(交通・電力)の障害リスクまで織り込んで、根拠を示しながら支援する。
詳しく読むUniversity of Southern California
米NSFが、警察官のボディカメラ映像をAIで分析し、交通取締り時の官民コミュニケーションを学び、より良い対応の実践を磨く研究に約125万ドルを助成。学術研究者・ロサンゼルス市警・十数の地域団体が協働する、多様な視点を取り込んだコミュニティ参加型の設計で、透明性・説明責任・学習の向上を目指す。
詳しく読むUniversity of Alabama Tuscaloosa
急拡大するAIインフラ(データセンター)は冷却に大量の水を必要とする。米NSFは、AIで水資源の可用性を評価し、立地選定やリスク予測を支援する3つのモデルを開発する研究に約121万ドルを助成。物理を組み込んだAIとデジタルツインで、水の持続可能性を分析する。
詳しく読むBoard of Regents, NSHE, obo University of Nevada, Reno
米NSFが、通信・計算が限られたAIoT(AI+IoT)機器でも、安全・正確・低遅延に判断できる機械学習手法「CAML」の研究に約120万ドルを助成。通信帯域・計算力・データ量がばらつく異種のエッジ機器が連携できるようにし、スマートヘルス・コネクテッドカー・AR・スマートシティ等に応える。
詳しく読むPlanetary Science Institute
米NSFが、惑星探査の画像と生成AIを使って高校生にAI概念を教える教育プロジェクトに約118万ドルを助成。創作(生成アートやデジタルストーリー)を入口に、ふだんSTEMに触れない層を招く。約360人の高校生に直接届け、作品を博物館等で展示。AISL/ITESTプログラムの一環。
詳しく読むUniversity of California-Berkeley
米NSFが、光(フォトニクス)でAIの行列演算を行い、消費電力をCMOS比で最大2桁下げることを狙う光電子ハイブリッド・プロセッサの研究に約113万ドルを助成。薄膜ニオブ酸リチウム(TFLN)とシリコンのウエハスケール異種集積で、LLMやマルチエージェント系のリアルタイム判断を低エネルギーで支える。
詳しく読むUniversity of Tennessee Knoxville
米NSFが、人の目の保護機能(まばたき・涙・角膜の感知)を模し、低侵襲手術中に内視鏡カメラのレンズ汚れを自律的に取り除いて視界を保つAI搭載ソフトロボットの研究に約104万ドルを助成。柔らかい駆動・プログラム可能な流体制御・リアルタイムAI制御を統合し、宇宙・災害対応・産業への応用も視野に入れる。
詳しく読むNorth Carolina State University
米NSFが、K-12の現職教員が生成AIを安全・効果的に授業へ取り入れるための体験型プログラム「ExLAIM」に約100万ドルを助成。現職教員・学部CS専攻・産業メンターが、検索拡張生成(RAG)チャットボット「MerryQuery」を使い、安全性・信頼性チェックを組み込んだAI統合の授業を共同設計する。
詳しく読むUniversity of Pennsylvania
米NSFが、生成AI(大規模言語モデルや拡散モデル)の偏見・不適切な出力といったリスクに、「アライメント」の枠組みで取り組む数理基盤研究に約100万ドルを助成。公開モデルを公平性・安全性・信頼性・真実性の要件に適合させることを目指す。
詳しく読むAI関連(人工知能・機械学習)の研究助成を交付額の大きい順に。各助成は公式 NSF へリンクします。
出典:NSF Award Search(米国科学財団・パブリックドメイン)。金額は交付額(obligated)。個人情報保護のため研究代表者名は扱っていません。