説明欄が「RESERVED」の一語 ― 中身が書かれない約25.2億ドル
海軍省がロッキード・マーティンと結んだ約25.2億ドルの契約。説明欄には「RESERVED」(留保)という1語しか入っておらず、何を買ったかは記録から読めません。
契約の基本情報
- 受注者ロッキード・マーティン
- 契約額$2,524,637,570(約25.25億ドル)
- 軍種海軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局海軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2021-11-10 〜 2029-09-30
- 契約番号(PIID)N0003022C1025
契約の概要(原文)
RESERVED
要点
- 海軍省が2021年11月10日に結んだ約25.2億ドルの契約で、終了日は2029年9月30日。
- 説明欄は「RESERVED」の1語だけで、何を買ったかは記録から読めない。
- 2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防総省の契約208件のうち、説明欄が1語だけのものは8件。
- 支出済み額は約4,596万ドルで、義務付け額の1.82%。
11語だけの説明欄
前の記事では、装備ではない契約を見ました。この契約は、そもそも何を買ったのかが書かれていません。説明欄にあるのは「RESERVED」の1語だけです。留保・予約済みを意味する語で、欄が埋まっているのに中身が無いという珍しい形をしています。
| 説明欄の状態 | 件数 | 例 |
|---|---|---|
| 1語だけ | 8件 | RESERVED/TEST/S1B/S9G |
| 空欄 | 15件 | — |
| 20字以下 | 41件 | BASIC CONTRACT など |
数字は2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防総省の契約208件を数えたものです。説明が短い記録は例外ではありません。 それでも「RESERVED」は、書き手が何かを入れようとして入れなかった痕跡が残っている点で目を引きます。
2日付と金額だけが語る
説明が無いとき、残るのは日付と金額と受注者です。この契約は7.9年で、終わりは2029年9月30日。中身が読めなくても、終わりが年度の末日に置かれていることは分かります。 当サイトには同じように短い説明の記録があり、たとえば説明が「S9G」の3文字だけの契約も、終わりは9月30日です。
3空欄と1語は同じではない
説明欄が空の記録は、初めから何も入らなかったと考えられます。一方で1語だけの記録は、何かが入力された結果として1語になっています。 「TEST」「RESERVED」のような語は、業務の中で使われる仮の値がそのまま公開に回ったように見えます。どちらも読み手には情報を与えませんが、記録の作られ方としては別物です。
次の記事では、会計年度が終わる前日に結ばれた契約を見ます。
なぜ重要か
説明欄が埋まっていることと、そこに情報があることは別。データの品質を測るときは、欄の充足率ではなく内容を確認する必要がある。
よくある質問(FAQ)
「RESERVED」はどういう意味ですか。
説明が無い契約は問題があるのですか。
何を買ったかを知る方法はありますか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0003022C1025