約28.6億ドル
空軍
DEFINITIVE CONTRACT
FA824018C7218
装備を1つも買わない約28.6億ドル ― 試験場を動かし続ける契約
空軍省が JT4 LLC と結んだ約28.6億ドルの契約。買っているのは装備ではなく、試験場を動かすための技術役務です。終了日は2026年9月30日。
契約の基本情報
- 受注者JT4 LLC
- 契約額$2,860,271,297(約28.6億ドル)
- 軍種空軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局空軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2018-04-16 〜 2026-09-30
- 契約番号(PIID)FA824018C7218
契約の概要(原文)
JOINT RANGE TECHNICAL SERVICES (J-TECH II)
要点
- 空軍省が2018年4月16日に結んだ約28.6億ドルの契約で、終了日は2026年9月30日。
- 説明欄は統合射場技術役務を指し、納品されるのは装備ではなく試験場を動かす作業。
- 支出済み額は約8,394万ドルで、義務付け額の2.94%。
- 受注者の JT4 LLC は、2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防総省の契約208件のうちこの1件にだけ現れる。
1買っているのは装備ではない
前の記事と同じ2026年9月30日に、この契約も終わります。ただし中身はまったく違います。説明欄にあるのは「統合射場技術役務」で、納品されるのは物ではなく、試験場を動かし続ける作業です。
何を買うか装備の契約この契約
成果物機体・艦・弾など数えられる物試験場を成立させる技術役務
終わりの意味納入が完了する役務の提供期間が満了する
記録に残る単位ロット番号・艦番号期間と金額
装備の契約では、終了日は「最後の1機が渡る日」に近い意味を持ちます。役務の契約では、終了日はそのまま契約の中身の長さです。だからこそ、この種の契約が年度末で切られていることには意味があります。
2年度で区切ると、使う側の予算と揃う
この契約の金額約28.6億ドル208件のうち186番目
支出済み額約8,394万ドル義務付け額の2.94%
この契約の期間2018年4月16日から2026年9月30日8.5年
役務は毎年度の運営費で買われることが多く、年度をまたいで続けるには次の年度の資金が要ります。終わりを9月30日に置いておけば、続けるか止めるかの判断が年度の切れ目と重なる。 8.5年という長さも、年度ごとの延長を積み重ねた結果として読めます。
3受注者はここに1件だけ
JT4 LLC は、2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防契約208件のなかでこの1件にだけ現れる受注者です。大手の名前が繰り返し出てくる一覧のなかで、1件しかない受注者は目に留まりません。 金額の順位も186番目で、一覧の下のほうに沈みます。装備でないもの、繰り返さないものは、順位で並べた画面からは見えにくくなります。
次の記事では、説明欄が「RESERVED」の一語しかない契約を見ます。
なぜ重要か
防衛支出には装備の調達だけでなく、試験・整備・運営を続けるための役務が含まれる。年度末で区切られた契約は、その種の支出を見つける手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
役務の契約は装備の契約と何が違いますか。
成果物が物ではなく作業である点が違います。終了日は納入の完了ではなく、役務を提供する期間の満了を意味します。
なぜ役務の契約は年度末で終わることが多いのですか。
運営に使う資金が年度ごとに手当てされるためです。年度の切れ目で契約も切っておくと、継続するかどうかの判断と資金の手当てが揃います。
1件しか現れない受注者は珍しいのですか。
珍しくはありません。防衛の受注者は少数の大手に集中しますが、特定の役務や地域に限った企業も記録に現れます。金額順の一覧では下に沈むため気づきにくいだけです。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA824018C7218
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