F-35(A/B/C型)の先行資材に約245億ドル ― ロッキード・マーティンへの契約(米海軍経由・USAspending)
米海軍(F-35統合計画室=JPO)が、F-35戦闘機(A・B・C型)の先行資材(ロング・リード・ファンディング)の契約をロッキード・マーティンに発注。米軍に加え、非DoDパートナー国・対外有償軍事援助(FMS)向けも含む。契約額は約245億ドル($24,499,786,640)。
契約の基本情報
- 受注者ロッキード・マーティン
- 契約額$24,546,725,067(約245.47億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防契約管理局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2022-12-23 〜 2031-04-30
- 契約番号(PIID)N0001923C0003
解説に書いた金額($24,499,786,640)は執筆時点の値です。その後の変更により、現在の記録では $24,546,725,067 になっています(上の基本情報が最新です)。
契約の概要(原文)
THE PURPOSE OF THIS CONTRACT IS TO AWARD LONG LEAD FUNDING FOR F-35A, F-35B, AND F-35C AIRCRAFT FOR U.S. SERVICES, NON-DOD PARTNERS, AND FMS CUSTOMERS
要点
1F-35 の長納期資材
この契約は、F-35戦闘機の長納期資材(LONG LEAD FUNDING)に関するもので、F-35A・F-35B・F-35C の各機について、米軍・非DoDパートナー国・FMS(対外有償軍事援助)顧客向けの長納期資金を手当てするものだ。
2統合打撃戦闘機という成り立ち
F-35はもともと空軍・海軍・海兵隊が共同運用する統合打撃戦闘機で、調達は海軍に置かれた統合計画室(JPO)が一括して管理する。
3A・B・C という3つの型
A・B・Cはそれぞれ通常離着陸型(空軍)、短距離離陸・垂直着陸型(海兵隊)、空母艦載型(海軍)にあたる。本契約は機体本体の生産に先立つ長納期部材の手当てで、多数の国・部隊が関わる国際共同プログラムの規模を示す。
4一つの設計から三つの型が出る
F-35はもともと空軍・海軍・海兵隊が共同運用する統合打撃戦闘機で、調達は海軍に置かれた統合計画室が一括して管理します。三つの型は、同じ設計から離着陸の方式を変えて派生させたものです。
| 型 | 運用する軍種 | 離着陸の方式 |
|---|---|---|
| F-35A | 空軍 | 通常離着陸型 |
| F-35B | 海兵隊 | 短距離離陸・垂直着陸型 |
| F-35C | 海軍 | 空母艦載型 |
本契約は、この三つの型すべてについて、米軍・非DoDパートナー国・対外有償軍事援助の顧客向けの長納期資金を一括して手当てするものです。機体本体の生産に先立つ部材の手当てが、型と顧客をまたいで一つの契約に収まっている点に、この計画の規模が現れています。
なぜ重要か
世界最大級の防衛航空プログラムの規模感と、パートナー国・FMSを含む国際調達の構図を把握する手がかり。航空・防衛サプライチェーンや安全保障動向を追う読者に有用。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
なぜ海軍がF-35を発注?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0001923C0003