イージス駆逐艦「アーレイ・バーク級」(DDG-51)の建造に累計約69.9億ドル ― 海軍がFY23-27分をハンティントン・インガルスへ発注(USAspending)
USAspendingによれば、米海軍はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦(DDG-51級)のFY2023-27建造分を、ハンティントン・インガルスへ発注した。契約額は累計約69.9億ドル($6,988,080,142)、2023年8月開始・2034年2月までの確定契約。イージス・システムを搭載し、防空・弾道ミサイル防衛から対水上・対潜まで担う米海軍の主力汎用駆逐艦である。
契約の基本情報
- 受注者ハンティントン・インガルス
- 契約額$6,988,080,142(約69.88億ドル)
- 軍種海軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局海軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2023-08-01 〜 2034-02-28
- 契約番号(PIID)N0002423C2307
契約の概要(原文)
CONSTRUCTION OF DDG 51 SHIPS FY23-27
要点
- 海軍がアーレイ・バーク級(DDG-51級)のFY23-27建造分をハンティントン・インガルスへ発注。累計約69.9億ドル($6,988,080,142)。
- 確定契約、履行期間2023年8月1日〜2034年2月28日。
- イージス戦闘システムを核に、防空・弾道ミサイル防衛・対水上・対潜を担う米海軍の主力汎用駆逐艦。
- 陸上のPAC-3/THAADに対し、イージス艦は洋上を動く防空・ミサイル防衛の拠点。
- 何年分かをまとめる多年度建造=造船所の生産を数年がかりで安定させる調達の型。
アーレイ・バーク級(DDG-51級)は、米海軍の水上艦のなかで最も数の多い主力駆逐艦だ。その中核が「イージス(Aegis)戦闘システム」で、強力なレーダーと連接した射撃管制により、多数の空中脅威を同時に追尾・迎撃できる。本サイトで別途扱ったPAC-3やTHAADが陸上のミサイル防衛なら、イージス艦は洋上を動く防空・ミサイル防衛の拠点として、艦隊や時に地上をも守る役割を担う。
本契約は、そのDDG-51級の2023〜2027会計年度分の建造をまとめたものだ。フォード級空母と同様、米海軍の主要艦は「何年分かをまとめて発注し、造船所の生産を数年がかりで安定させる」多年度の建造契約で調達される。累計約69.9億ドル・履行2034年までという長さは、この継続建造の実像を示している。
概要(USAspending)は「DDG 51級のFY23-27建造」までで、搭載する個別装備の詳細までは記されていない(本サイトは概要に無い内容は補わない)。読み取れるのは、汎用駆逐艦という「数で支える」艦種に、米海軍が継続的に巨額を投じ続けているという事実である。
なぜ重要か
アーレイ・バーク級は米海軍で最も数の多い主力駆逐艦で、イージス・システムを核に防空・ミサイル防衛の洋上拠点を担う。数年分をまとめる多年度建造は、造船所の生産安定と単価低減を狙う調達の型。陸上のPAC-3/THAADと合わせ、海上を含めた米国のミサイル防衛の全体像を把握する材料になる。防衛産業・造船・安全保障を追う読者に有用。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
イージス・システムとは何ですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0002423C2307