暦の目盛りに乗らない終わりの日 ― 2036年1月17日という中途半端さ
海軍省が NASSCO と結んだ約33.6億ドルの契約。終了日は2036年1月17日で、月末でも四半期末でもありません。208件のうち69件がこの型です。
契約の基本情報
- 受注者ナショナル・スチール・アンド・シップビルディング(NASSCO)
- 契約額$3,364,669,843(約33.65億ドル)
- 軍種海軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局海軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2024-09-09 〜 2036-01-17
- 契約番号(PIID)N0002424C2301
契約の概要(原文)
T-AO 214 - 221 DD&C BLOCK BUY
要点
- 海軍省が2024年9月9日に結んだ約33.6億ドルの契約で、終了日は2036年1月17日、期間は11.4年。
- 2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防総省の契約208件のうち、終了日が月の末日でないものは69件(33.2%)。
- 説明欄は214番から221番までの8隻をまとめて発注する形を指す。
- 支出済み額の欄は空のままで、約33.6億ドルの義務付けに対する支払いは記録に現れていない。
1目盛りから外れた日
この連載では、終わりの日が9月30日に34件、四半期末に85件、月の末日に139件と集まることを見てきました。最後に、その外側を見ます。この契約の終了日は2036年1月17日です。月末でも四半期末でも年度末でもない、ただの1月17日です。
数字は2026年9月6日時点で当サイトが保持する国防総省の契約208件を数えたものです。3件に1件は目盛りから外れた日に終わります。暦に寄せるのは強い慣行ですが、規則ではありません。
2外れた日には、何かがある
年度末に置かれた終了日が予算の都合を映すのに対し、目盛りから外れた日付は、契約そのものの事情を映している可能性が高い。 8隻を順に造る契約であれば、最後の1隻が渡る見込みの日が中途半端になるのは自然です。11.4年という長さも、艦を1隻ずつ積み上げる期間として読めます。ただしこの記録は、その理由を書いていません。読み取れるのは「揃っていない」という事実だけです。
3まとめて発注するという形
説明欄の「BLOCK BUY」は、複数の艦をひとまとめにして発注する形を指します。214番から221番まで、8隻ぶんが1本の契約に入っています。 同じ級の205番艦については別の契約が当サイトにあり、そちらは1隻ぶんの詳細設計と建造です。
1隻ずつ発注する形と、まとめて発注する形が、同じ級の艦で並んでいることになります。
なぜ重要か
契約の日付は予算の暦と作業の都合という二つの力で決まる。揃っていない日付は、その契約に固有の事情を探す手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
終了日が中途半端なのは何を意味しますか。
まとめて発注すると何が変わりますか。
期間が11.4年と長いのはなぜですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0002424C2301