米海軍、フォード級空母「CVN 80(次期エンタープライズ)」の設計・鋼材に約128億ドル ― ハンティントン・インガルスへの契約(USAspending)
米海軍が、最新鋭のフォード級原子力空母「CVN 80」(艦名は次期「エンタープライズ」)の設計作業と鋼材に関する契約を、空母建造大手ハンティントン・インガルスに発注。契約額は約128億ドル($12,779,497,659)で、世界最大級の軍艦である原子力空母の建造を示す大型契約。
契約の基本情報
- 受注者ハンティントン・インガルス
- 契約額$12,797,608,564(約127.98億ドル)
- 軍種海軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局海軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2016-05-23 〜 2036-06-02
- 契約番号(PIID)N0002416C2116
解説に書いた金額($12,779,497,659)は執筆時点の値です。その後の変更により、現在の記録では $12,797,608,564 になっています(上の基本情報が最新です)。
契約の概要(原文)
CVN 80 ENGINEERING EFFORTS AND STEEL
要点
- 米海軍がフォード級原子力空母「CVN 80」の設計作業・鋼材を発注
- 受注はハンティントン・インガルス(Newport News/空母建造大手)
- 契約額 約128億ドル($12,779,497,659)、確定契約、2016年5月〜2036年6月(複数年累計)
- CVN 80はフォード級3番艦で、艦名は次期「エンタープライズ」
- 原子力空母=世界最大級・最も複雑な軍艦の建造を示す大型契約
- この契約が対象とするのは設計作業と鋼材の手当てという上流工程で、建造完了まではさらに長い年月がかかる。
1フォード級空母「CVN 80」
この契約は、フォード級(Gerald R. Ford級)原子力空母「CVN 80」の設計作業と鋼材(CVN 80 ENGINEERING EFFORTS AND STEEL)に関するものだ。建造を担うのは、Newport News造船所を擁するハンティントン・インガルスである。
2エンタープライズという艦名
CVN 80はフォード級の3番艦にあたり、米海軍の歴史的な艦名「エンタープライズ」を継ぐ艦として知られる。フォード級は、ニミッツ級の後継となる最新鋭の原子力空母で、電磁式カタパルト(EMALS)など新技術を備える。原子力空母は世界最大級かつ最も複雑な軍艦の一つで、設計・鋼材の手当てといった上流工程から建造完了まで長い年月を要する。
3空母という巨大プラットフォーム
本契約は、海軍の艦艇調達のなかでも空母という巨大プラットフォームの建造を示す。原潜と並び、海軍の艦艇関連支出が国防総省契約の上位を占めることを裏づける事例である。
4上流の工程だけで一つの契約になる
原子力空母は世界最大級かつ最も複雑な軍艦の一つで、設計・鋼材の手当てといった上流工程から建造完了まで長い年月を要します。この契約が対象とするのは、その上流にあたる部分です。
- 1設計作業図面を詰める。本契約が対象とするのはこの段階と、次の鋼材の手当てである
- 2鋼材の手当て船体を構成する厚板を先に確保する。届くまでに年単位を要する
- 3建造確保した鋼材を組み上げ、機関と装備を載せる
- 4完了へ世界最大級の軍艦として、上流から完成まで長い年月がかかる
CVN 80はフォード級の3番艦にあたり、米海軍の歴史的な艦名エンタープライズを継ぐ艦として知られます。フォード級はニミッツ級の後継となる最新鋭の原子力空母で、電磁式カタパルトなど新技術を備えます。建造を担うのは、ニューポート・ニューズ造船所を擁するハンティントン・インガルスです。
なぜ重要か
海軍の巨大プラットフォーム(原子力空母)建造の規模感を示す事例。造船・防衛サプライチェーンや、米国の海軍力・安全保障動向を追う読者に有用。額が複数年累計である点も、防衛支出の読み方の手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
フォード級空母とは?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0002416C2116