ミサイル防衛局の44億ドル契約 ― 発注部局7件のうちの1つで、支出比率は5.6%と相対的に高い
ミサイル防衛局がボーイングに発注した約44億4,284万ドルの契約。説明欄は「GBI/AUR PROGRAM MANAGEMENT/SYSTEMS ENG」で、地上配備型迎撃機に関わる計画管理とシステム工学を指すと読める。記録上の支出済み額は約2億5,078万ドルで、義務付け額に対する比率は5.6%にあたる。
契約の基本情報
- 受注者ボーイング
- 契約額$4,442,841,235(約44.43億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局ミサイル防衛局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2019-03-18 〜 2029-03-31
- 契約番号(PIID)HQ014719C0004
契約の概要(原文)
GBI/AUR PROGRAM MANAGEMENT/SYSTEMS ENG
要点
1支出の記録がある少数派
2026年9月2日時点で当サイトが保持する防衛契約207件のうち、記録上の支出済み額が0の契約は115件(56%)を占めます。支出が記録されている92件でも、義務付け額に対する比率は中央値で1%にとどまります。本契約の支出済み額は約2億5,078万ドルで、義務付け額に対する比率は5.6%です。
金額としても比率としても、当サイトが保持する記録のなかでは支出が進んでいる部類に入ります。
2数字の位置づけ
比率が相対的に高い理由は記録に書かれていません。契約が2019年に始まり既に7年が経過していること、そして計画管理とシステム工学という役務が、装備の納入と違って人件費として毎年支出されやすい性質を持つことが、背景として考えられます。ただしこれは記録から直接読み取れる事実ではありません。
3説明欄が略語で書かれている
説明欄の「GBI/AUR PROGRAM MANAGEMENT/SYSTEMS ENG」は、地上配備型迎撃機(Ground-Based Interceptor)と全弾ラウンド(All-Up Round)に関わる計画管理およびシステム工学を指すと読めます。
当サイトが扱う防衛契約の記録では、説明欄が符号列や空欄であることが多いなか、略語であっても内容の手がかりが残っている例にあたります。
4発注部局としてのミサイル防衛局
ミサイル防衛局は、軍種をまたいで弾道ミサイル防衛の体系を開発・配備する部局です。2026年9月2日時点で当サイトが保持する記録では発注部局として7件が現れ、海軍省77件・国防契約管理庁43件・陸軍省40件・空軍省31件と比べると少数です。軍種の欄は「defense_wide(国防省全体)」となっており、特定の軍に属さない横断的な計画であることが記録の上でも示されています。なお
なぜ重要か
弾道ミサイル防衛は軍種をまたぐ横断的な計画として調達される。装備の納入と役務の提供では支出の進み方が異なりうるという点は、契約の性格を読み分ける手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
なぜ支出比率が高いのですか。
契約額は確定額ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):HQ014719C0004