連邦資金研究開発センター(FFRDC)との契約に約42.9億ドル ― 企業でも政府機関でもない組織に頼る仕組み(The Aerospace Corporation・空軍)
空軍が The Aerospace Corporation と結んだ、連邦資金研究開発センター(FFRDC)としての契約。期間は2013年10月1日から2018年9月30日までと概要に記されている。2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件のうち、FFRDCに触れる記録はこの1件だけである。
契約の基本情報
- 受注者エアロスペース・コーポレーション
- 契約額$4,288,177,894(約42.88億ドル)
- 軍種空軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局空軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2013-10-01 〜 2019-01-19
- 契約番号(PIID)FA880214C0001
契約の概要(原文)
IGF::CL::IGF AEROSPACE FFRDC CONTRACT FROM 1 OCT 2013 TO 30 SEPT 2018
要点
- 空軍が The Aerospace Corporation と結んだ、連邦資金研究開発センター(FFRDC)としての契約。累計の契約額は約42.9億ドル。
- FFRDCは政府の資金で運営されながら政府機関そのものではない組織で、装備を売る立場にないため中立の立場で技術を評価できる。
- 概要の先頭にある「IGF::CL::IGF」は政府調達の内部で用いられる区分の表記で、人が読むための説明ではない。
- 概要が示す期間は2013年10月1日から2018年9月30日までの5年で、米国の会計年度に揃っている。記録上の終了日は2019年1月19日。
- 2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件のうち、FFRDCに触れる記録はこの1件だけ。
- 2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件のうち、FFRDCに触れるものはこの1件だけである。
1企業でも政府でもない受け皿
連邦資金研究開発センターは、政府の資金で運営されながら、政府機関そのものではない組織を指す。企業と違って特定の製品を売る立場になく、政府機関と違って人材の採用や運営の自由度がある。政府が技術的な助言を必要とするとき、実際にその装備を売る企業に助言させれば利益相反が生じる。中立の立場で技術を評価できる組織を、資金は出しつつ外に置いておくという設計である。この契約はその関係そのものに対する支払いにあたる。
2概要に残る機械的な接頭辞
概要の先頭には「IGF::CL::IGF」という文字列が付いている。これは政府調達の内部で用いられる区分の表記で、人が読むための説明ではない。公開データには、こうした処理用の記号がそのまま残っていることがある。当サイトが保持する記録には、修正番号や会計上の識別子が概要に並んでいるものもある。
公開されている概要は、外部への説明として書かれたものではなく、内部の記録がそのまま出てきたものだという性格が、こうした表記に表れている。
35年分の関係をひとつの契約で
概要が示す期間は2013年10月1日から2018年9月30日までの5年で、これは米国の会計年度に揃っている。記録上の終了日は2019年1月19日と、それより後になっている。特定の装備を作る契約と違い、これは一定期間にわたって技術的な支援を受ける関係に対する契約である。
2026年8月31日時点で当サイトが保持する207件のうちFFRDCに触れるものはこの1件だけで、装備の調達が並ぶなかでは性格の異なる支出にあたる。
なぜ重要か
技術的な助言を、それを売る側から受けると利益相反が生じる。中立の評価者を資金を出しつつ外部に置くという仕組みは、装備の調達とは別の支出として現れる。公開データの概要には内部処理用の記号が残ることもあり、外部への説明として書かれていないことを前提に読む必要がある。
よくある質問(FAQ)
FFRDCとは何ですか?
「IGF::CL::IGF」とは何ですか?
この契約で何が納品されるのですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA880214C0001