約88.21億ドル 国防総省・全軍共通 DEFINITIVE CONTRACT FA861108C2897

ステルス戦闘機「F-22 ラプター」の維持整備(FASTER)に累計約88.2億ドル ― ロッキード・マーティンへの長期サステインメント契約(USAspending)

国防契約管理局 2008-01-01 〜 2024-08-29

USAspendingによれば、米空軍のステルス戦闘機「F-22 ラプター」の維持整備プログラム「FASTER」を、ロッキード・マーティンが受注した。契約額は累計約88.2億ドル($8,821,412,144)、2008年開始・2024年8月までの確定契約。装備は「買って終わり」ではなく、飛び続けさせる維持整備に生涯を通じて巨額がかかることを示す代表例である。

契約の基本情報

  • 受注者ロッキード・マーティン
  • 契約額$8,821,412,144(約88.21億ドル)
  • 軍種国防総省・全軍共通
  • 発注機関国防総省
  • 発注部局国防契約管理局
  • 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
  • 履行期間2008-01-01 〜 2024-08-29
  • 契約番号(PIID)FA861108C2897

契約の概要(原文)

FOLLOW-ON AGILE SUSTAINMENT TO THE RAPTOR (FASTER)

要点

  • F-22 ラプターの維持整備プログラム「FASTER」をロッキード・マーティンが受注。累計約88.2億ドル($8,821,412,144)。
  • 確定契約、履行期間2008年1月〜2024年8月29日。
  • F-22は米空軍の制空を担う第5世代ステルス戦闘機(新規生産は終了)。
  • 維持整備(サステインメント)=買った装備を飛ばし続ける費用が生涯を通じて巨額に積み上がる。
  • 量産段階のF-35と対=戦闘機が調達から維持へ重心を移す生涯の流れが見える。

装備調達というと新品を買う場面が注目されがちだが、実際には「買った後、使い続けるための費用(維持整備=サステインメント)」が、機体の生涯を通じて巨額に積み上がる。部品の供給、点検・修理、改修、技術支援――こうした地道な下支えがなければ、高価な戦闘機も飛び続けられない。

本契約「FASTER(Follow-on Agile Sustainment To the Raptor)」は、まさにF-22 ラプターを飛ばし続けるための維持整備プログラムだ。

F-22 は、米空軍の制空(航空優勢の確保)を担う第5世代ステルス戦闘機である。生産数が限られ、すでに新規生産は終了しているため、既存機をいかに長く高い稼働で保つかが重要になる。本サイトで別途扱ったF-35が「量産を続ける」段階なら、F-22は「持てる機体を維持し続ける」段階にあり、両者を並べると、戦闘機が調達から維持へと重心を移していく生涯の流れが見えてくる。

累計約88.2億ドル・2008年から2024年までという長さは、維持整備契約が単発の購入とは異なり、長期にわたって継続的に費用を要することを物語る。概要(USAspending)は維持整備プログラム名までで、個別の作業内容の詳細は記されていない(本サイトは概要に無い内容は補わない)。

なぜ重要か

維持整備(サステインメント)は、装備の生涯費用の大きな部分を占め、しばしば取得費を上回る。F-22のように新規生産が終わった機体では、既存機を高い稼働で長く保つ維持整備の重要性が一層高まる。取得だけでなく維持に注目することで、防衛費の実像とライフサイクル費用の構造が把握できる。防衛産業・安全保障を追う読者に有用。

よくある質問(FAQ)

これは何のデータですか?
米国の政府支出公開データ「USAspending」に登録された、国防総省(DoD)の連邦調達契約の1件です。受注企業・発注部局・契約額・概要が公開されています。本サイトは米国政府公式ではありません。
契約額は確定額ですか?
収集時点の累計値です。大型の防衛契約は複数年にわたり改定(モディフィケーション)が積み重なるため、金額は増減します。最新値は出典のUSAspendingで確認できます。
サステインメント(維持整備)とは何ですか。
買った装備を使い続けるための部品供給・点検・修理・改修・技術支援などの下支えです。装備は「買って終わり」ではなく、飛び続けさせる維持整備に生涯を通じて巨額がかかり、しばしば取得費を上回ります。

出典(一次情報)

本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。

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