約36.49億ドル
空軍
DEFINITIVE CONTRACT
FA861108C2896
説明欄が中身を語っている数少ない例 ― F119エンジンの長期維持、約36.5億ドル
空軍省が2008年に結び、2022年5月31日に終えた約36.5億ドルの契約。説明欄には対象のエンジンと目的が具体的に書かれています。それでも支出済み額は義務付け額の0.9%です。
契約の基本情報
- 受注者RTX(レイセオン)
- 契約額$3,648,685,783(約36.49億ドル)
- 軍種空軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局空軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2008-01-01 〜 2022-05-31
- 契約番号(PIID)FA861108C2896
契約の概要(原文)
F119 ENGINE LONG TERM SUSTAINMENT PROGRAM FOR THE RAPTOR ENGINE (SPARE)
要点
- 空軍省が2008年1月1日に結び、2022年5月31日に終えた約36.5億ドルの契約。
- 説明欄に対象のエンジン・目的・区分が一行で記録されている。
- 説明は具体的だが、支出済み額は約3,225万ドルで義務付け額の0.9%にとどまる。
- 新規の調達ではなく、すでにある装備を使い続けるための維持の契約。
1説明として読める説明
前の記事の説明欄は二語でした。この契約の説明欄には、対象と目的が書かれています。F119エンジンの長期維持計画、ラプター用エンジン(予備)。 一行で、何のための契約かが分かります。
説明欄の文字数70文字2026年9月5日時点の記録では中央値42文字
契約の期間2008年1月1日〜2022年5月31日約14年
義務付けられた金額約36.5億ドル支出済み額は約3,225万ドル(0.9%)
2説明の質は、記録の質と一致しない
説明が具体的であることと、金額の欄が埋まっていることは、別々に決まります。この記録では前者が良く、後者は薄いままです。
見る欄この契約の説明欄この契約の支出済み額の欄
読み手にできること何のための契約かを理解できる支払いの実績は判断できない
比較への使い道検索・分類に使える規模の比較には使えない
不足しているもの数量・単価までは分からない支払いの全体像
一つの記録の中で、欄ごとに信頼できる度合いが違います。 記録全体を「良い/悪い」で評価するのではなく、使う欄ごとに判断するほうが正確です。
3維持のための契約という形
この契約は、装備を新しく買うものではなく、すでにある装備を使い続けるための契約です。予備エンジンの区分が明記されている点も、その性格を示しています。防衛の支出には、調達と同じ規模で維持の契約が存在します。
次の記事では、5日前に終わったばかりの76億ドルの契約を見て、この連載を閉じます。
なぜ重要か
公開データの評価は記録単位ではなく欄単位で行う必要があります。説明が具体的な記録でも金額の欄が薄いことがあり、逆に金額が揃っていても中身が読めない記録があります。
よくある質問(FAQ)
説明が具体的なら、記録全体が信頼できるということですか。
いいえ。説明の質と金額の欄の充実度は別々に決まります。この記録でも支出済み額の欄は薄いままです。
「長期維持」とはどのような契約ですか。
すでに配備されている装備を使い続けるための契約です。新規の調達とは別の区分にあたります。
説明欄の長さに意味はありますか。
2026年9月5日時点の記録では説明の長さの中央値は42文字で、この記録は70文字です。長いほど内容が具体的とは限りませんが、検索の手がかりは増えます。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA861108C2896
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