オースタルUSAへ約28.1億ドル ― 説明欄に「LCSフライト0+の建造」とだけ記された13年の艦艇契約(海軍発注)
海軍が発注し、オースタルUSAが受注した確定契約。説明欄には沿海域戦闘艦(LCS)フライト0+の建造とある。義務付け額は約28億833万ドル、支出済み額は約2億6,671万ドルで比率は9.5%。期間は2017年6月23日から2030年9月30日までの13年を超える。
契約の基本情報
- 受注者オースタルUSA
- 契約額$2,808,329,949(約28.08億ドル)
- 軍種海軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局海軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2017-06-23 〜 2030-09-30
- 契約番号(PIID)N0002417C2301
契約の概要(原文)
CONSTRUCTION OF LCS FLIGHT 0+ SHIP
要点
- 説明欄は「LCSフライト0+の艦の建造」の一行で、沿海域戦闘艦の建造を指す。
- 義務付け額は約28億833万ドル、支出済み額は約2億6,671万ドルで比率は9.5%。
- 期間は2017年6月23日から2030年9月30日までで13年を超える。艦艇の建造は工程が長い。
- 2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件のうち、海軍発注は77件で最も多い。
- 同207件は国防総省の契約すべてではなく、金額の大きいものを中心とした集まりである。
- 2026年8月31日時点で当サイトが保持する207件を発注元の軍種で分けると、海軍77件・国防総省の全体組織59件・陸軍40件・空軍31件。
1説明が一行でも中身が分かる例
この記録の説明欄は「LCSフライト0+の艦の建造」の一行である。短いが、何を調達するのかは読み取れる。LCSは沿海域戦闘艦(Littoral Combat Ship)を指し、フライトは同じ艦種のなかでの設計の世代を表す言い方である。
同じ一行でも、業務区分の標識だけが入っている記録とは違い、ここには調達の対象が書かれている。2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件のうち、説明欄が20字以下のものは41件あるが、短さと情報量は必ずしも一致しない。
2艦を造る契約は期間が長い
期間は2017年6月23日から2030年9月30日までで、13年を超える。艦艇の建造は、設計、資材の手配、船体の組み立て、艤装、試験と続くため、契約の期間も長くなる。
義務付け額は約28億833万ドル、支出済み額は約2億6,671万ドルで、比率は9.5%である。2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件では、義務付け額の合計に対する支出済み額の合計の比率は1.0%であり、この契約はそれより高い位置にある。
3海軍が最も多い発注元である
2026年8月31日時点で当サイトが保持する国防総省の契約207件を発注元の軍種で分けると、海軍が77件で最も多く、次いで国防総省の全体組織が59件、陸軍が40件、空軍が31件となる。艦艇や潜水艦の建造は一件あたりの金額が大きく、期間も長い。
海軍の記録が多いことは、当サイトの収集が金額の大きい契約を優先していることの反映でもある。分野ごとの多寡をそのまま予算配分の姿と読むことはできない。読み手としては、この一覧が国防総省の契約すべてではなく、金額の大きいものを中心とした集まりであることを踏まえて見るのが正確である。
なぜ重要か
艦艇の建造は、契約の期間と支出の進み方が他の調達と大きく異なる。金額が一度に動くのではなく、長い工程に沿って義務付けと支出が別々の速度で積み上がる。造船の受注状況を外から見るときは、単年度の金額ではなく、契約の期間と支出比率を併せて見るほうが実態に近い。
よくある質問(FAQ)
LCSとは何ですか?
なぜ期間が13年もあるのですか?
海軍の契約が多いのはなぜですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0002417C2301