軍人医療TRICARE「南部地域」の管理医療支援に約205億ドル ― ヒューマナへのT3世代契約(USAspending)
国防衛生局(DHA)が、軍人・家族向け医療制度TRICAREの第3世代(T3)契約のうち「南部地域」の管理医療支援をヒューマナ・ガバメント・ビジネスに発注。累計約205億ドル($20,451,127,097)・履行2011〜2019年。のちに地域再編(東部への統合)で約513億ドルの現行契約へ引き継がれる、ヒューマナ「南部の系譜」を示す記録。
契約の基本情報
- 受注者ヒューマナ
- 契約額$20,451,127,097(約204.51億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防保健局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2011-03-03 〜 2019-03-27
- 契約番号(PIID)HT940211C0003
契約の概要(原文)
T3 MANAGED CARE SUPPORT CONTRACT FOR SOUTH REGION
要点
1世代ごとに競争入札される TRICARE
TRICAREの運営契約は、世代(T1→T2→T3→次世代)ごとに競争入札で結び直され、そのたびに地域割りも見直されてきた。この契約はT3世代の「南部地域」で、ヒューマナが1990年代の初期契約以来つないできた南部での運営実績の一角にあたる。次の世代では全米が東西2地域に再編され、南部は東部地域に統合された。
本サイトが集計する約513億ドルの現行契約(同社・国防衛生局)は、いわばこの契約の後継である。
2確実に需要が続く市場
世代交代のたびに競争が行われる構造は、軍人医療という「確実に需要が続く市場」をめぐって大手保険会社が長期の陣取りを争う構図を生んできた。落札を逃した企業が調達異議(protest)を申し立てて契約開始が遅れる事例も繰り返されており、政府向け医療保険事業の参入障壁と粘着性(一度取ると長く続く)の両方を示す題材といえる。
3公開データで分かる範囲
約205億ドルという金額は、戦闘機や艦艇の大型プログラムに匹敵する。防衛支出のなかで「人への支出」(医療・給養・住宅)が装備に劣らぬ規模を占めることを、この世代の契約もまた裏づけている。
4世代ごとにまき直される
TRICAREの運営契約は、世代ごとに競争入札で結び直され、そのたびに地域割りも見直されてきました。この契約はT3世代の南部地域にあたります。
- 1地域を分けるT3世代では全米を北部・南部・西部に分け、地域ごとに受注者を決める
- 2競争入札にかける世代交代のたびに入札が行われ、受注者が入れ替わりうる
- 3調達異議が出る落札を逃した企業が異議を申し立て、契約開始が遅れる事例が繰り返されてきた
- 4次の世代へ第5世代では全米が東西2地域に再編され、南部は東部地域へ統合された
世代交代のたびに競争が行われる構造は、軍人医療という確実に需要が続く市場をめぐって大手保険会社が長期の陣取りを争う構図を生んできました。政府向け医療保険事業の参入障壁と、一度取ると長く続く粘着性の両方を示す題材といえます。
なぜ重要か
政府向け医療保険という巨大市場の「世代交代と地域再編」を追える記録。ヘルスケア企業の政府事業・防衛支出の構造(人件・医療の比重)・調達競争の力学を見る読者に有用。同社の現行東部契約や企業プロフィールと横断で読める。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
T3とは何ですか?
この契約はいまも有効ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):HT940211C0003