輸送機 C-130J の「5年オプション契約」第IV期に約44億ドル ― 多年度契約とは別の続け方(ロッキード・マーティン)
米国防総省が、輸送機 C-130J の「5年オプション契約(FYOC)」第IV期を ロッキード・マーティンに約44.1億ドルで発注している。数年分をまとめて確約する多年度契約とは異なり、毎年の判断を残しながら価格の枠だけを5年先まで固定する形である。
契約の基本情報
- 受注者ロッキード・マーティン
- 契約額$4,410,630,126(約44.11億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防契約管理局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2011-02-01 〜 2025-07-21
- 契約番号(PIID)FA862511C6597
契約の概要(原文)
C-130J FIVE YEAR OPTION CONTRACT (FYOC) IV
要点
- 概要は「C-130J FIVE YEAR OPTION CONTRACT (FYOC) IV」。受注は ロッキード・マーティン、契約額は約44.1億ドル($4,410,630,126・累計)。
- オプション=発注側が後から行使できる追加発注の権利。数量と価格の枠を先に決め、買うかどうかは各年度の判断に委ねる。
- 多年度契約は数年分を確約する形で単価を下げやすいのに対し、オプション契約は確約せず価格だけ押さえる緩い形。
- 「IV」=この形が同じ機種で4回目にあたることを示す。
- 履行期間は2011年2月1日〜2025年7月21日。機数や派生型の内訳は原文の概要に記載がない。
- 多年度契約は買う義務を負って単価を下げ、オプション契約は義務を負わずに価格だけ押さえる。
1「オプション」で数年先を押さえる
連邦調達におけるオプションとは、発注側が後から行使できる追加発注の権利のことである。契約時にあらかじめ数量と価格の枠を決めておき、実際に買うかどうかは各年度の判断に委ねる。買う義務は負わないが、買うと決めたときの価格は先に固定されている——これが「5年オプション契約」の骨格である。企業側は将来の受注が確定はしないものの、価格と数量の想定を持って部材を手配できる。
2多年度契約との違い
当サイトは、同じ航空機の分野で「多年度(Multiyear)契約」も収録している。多年度契約は数年分の生産をまとめて確約する形で、発注側が買う義務を負う代わりに、企業は一括手配によって単価を下げられる。オプション契約はこれより緩く、確約せずに価格だけ押さえる形である。どちらを使うかは、需要の確実性と、予算をどこまで先に拘束できるかで決まる。「IV」という番号は、この形が同じ機種で4回目にあたることを示す。
3記録から分かる範囲
契約額は約44.1億ドルの累計値で、履行期間は2011年2月から2025年7月まで。記録された支出額は約44.8万ドルだが、公開データの支出欄は年代や報告経路により記録が十分でない場合があるため、執行率として読むことはできない。何機を対象とするか、どの派生型を含むかは原文の概要に記載がない。
4確約するか、価格だけ押さえるか
数年先の生産をどう扱うかには、二つのやり方があります。当サイトは同じ航空機の分野で両方を収録しており、並べると、確実性と柔軟性のどちらを取るかという選択であることが分かります。
「IV」という番号は、この形が同じ機種で4回目にあたることを示します。契約額は約44.1億ドルの累計値で、履行期間は2011年2月から2025年7月まで。記録された支出額は約44.8万ドルですが、公開データの支出欄は年代や報告経路により記録が十分でない場合があるため、執行率として読むことはできません。何機を対象とするか、どの派生型を含むかは原文の概要に記載がありません。
なぜ重要か
オプション契約は、企業から見れば受注が確定しないまま価格だけが固定される形であり、資材価格や工数が動いたときの負担は受注側に寄る。一方で発注側は予算の柔軟性を保てる。生産計画の観点では、確約の有無が設備投資と人員配置の判断を分けるため、公開データで契約形態を読み分けることに実務的な意味がある。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
連邦調達の「オプション」とは何ですか。
多年度契約とどう違うのですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA862511C6597