血管に入る経路の中に微粒子 ― 日本を含む21,119キットが対象(Medline)
Medline社が、心臓カテーテル検査などで使うマニフォールド(液路部品)を含む医療キットで、流体経路内に微粒子(particulate)を確認しリコール。FDAは最も重大なクラスIに分類。流通先に日本(JP)を含む。
リコールの概要(一次情報)
- 分類クラスI(最も重大)
- 対象種別医療機器
- 回収企業Medline Industries, LP
- 理由Medline has identified the presence of particulate within the fluid path of the Manifolds.
- 流通範囲US (nationwide) and AE, AU, CA, JP, KR, NL, SG, SK.
- 回収開始日2026-03-24
要点
1クラスIに分類された医療キット
米国FDAは、Medline Industries社による医療キットのリコールを、最も重大な「クラスI」(その使用が深刻な健康被害や死亡を招きうる)に分類した(リコール番号 Z-2147-2026、報告日2026年5月20日、状態:進行中/企業の自主回収)。
2対象はマニフォールドを含むキット
対象は、Namic マニフォールド(カテーテル手技で造影剤や薬液の注入・圧力測定の経路を切り替える液路部品)を含む医療用コンビニエンスキット(心臓カテーテル/血管造影用パック等)。Medline は、これらマニフォールドの流体経路内に微粒子(particulate)が存在することを確認したとしている。回収開始は2026年3月24日、対象数量は約21,119キット。
3日本を含む流通範囲
流通範囲は米国全土に加え、海外では日本(JP)・アラブ首長国連邦・豪州・カナダ・韓国・オランダ・シンガポール・スロバキアに及ぶ。心臓カテーテル等の手技では、流体経路から患者の血管内に微粒子が入りうるため、塞栓など重篤な健康被害につながる懸念がクラスI分類の背景にある。
4微粒子を理由とする記録は39件
2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録1,408件のうち、回収の理由に微粒子(particulate)が現れるものは39件あります。
微粒子は、目で見て分かるものばかりではありません。体の外で使う製品なら見つかっても影響が限られますが、この記録のように液が血管へ入る経路の中に見つかった場合は、そのまま体内へ運ばれます。同じ「異物」でも、どこで見つかったかによって扱いが変わります。
なぜ重要か
流通先に日本を含むクラスI医療機器リコール。医療機関の調達・医療安全・リスク管理の担当者が、該当製品の有無と対応を確認する手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
クラスIリコールとは?
マニフォールドとは何ですか?
流通先はどこですか?
出典(一次情報)
出典:openFDA(米国FDA・CC0 パブリックドメイン)。データは無保証で、医療判断には用いないでください。最新・正確な情報は FDA公式のリコール情報をご確認ください。本サイトは米国FDAに推奨・認定されたものではありません。
- FDA リコール情報(公式)
- openFDA(データ提供元)
- リコール番号: Z-2147-2026