クラスII(中程度) 医薬品 D-0545-2026 Ongoing

FDAクラスIIリコール:抗生物質エリスロマイシン錠に「ニトロソアミン不純物」が基準超 ― 全米で回収(Zydus)

Zydus Pharmaceuticals (USA) Inc 報告 2026年5月27日

ジェネリック医薬品大手Zydusが、抗生物質エリスロマイシン錠(500mg)について、ニトロソアミン系不純物(N-ニトロソ-デスメチル-エリスロマイシン)が推奨摂取限度を超えて検出されたとしてリコール。FDAはクラスIIに分類。全米で流通。

リコールの概要(一次情報)

  • 分類クラスII(中程度)
  • 対象種別医薬品
  • 回収企業Zydus Pharmaceuticals (USA) Inc
  • 理由CGMP Deviations; presence of N-Nitroso-Desmethyl-Erythromycin above the recommended acceptable intake limit
  • 流通範囲Nationwide within the U.S
  • 回収開始日2026-04-29

要点

  • 抗生物質エリスロマイシン錠(500mg)でニトロソアミン系不純物が許容量超
  • 不純物:N-ニトロソ-デスメチル-エリスロマイシン(CGMP逸脱が原因)
  • FDAはクラスIIに分類(D-0545-2026・報告2026年5月27日・進行中)
  • 流通は全米・数量10,992本(30錠入りボトル)/製造はZydus(インド)
  • ニトロソアミンは多くの医薬品で問題化=一部に発がん懸念・上限規制あり

米国FDAは、Zydus Pharmaceuticals (USA) Inc.による抗生物質のリコールを「クラスII」(その使用が一時的・医学的に可逆な健康被害を招きうるが、重篤な被害の確率は低い)に分類した(リコール番号 D-0545-2026、報告日2026年5月27日、状態:進行中/企業の自主回収)。

対象はエリスロマイシン錠(Erythromycin Tablets, USP 500mg、30錠入りボトル、処方箋医薬品、製造:Zydus Lifesciences Ltd.(インド・アーメダバード))。リコール理由は、製造管理及び品質管理の基準(CGMP)からの逸脱があり、ニトロソアミン系不純物「N-ニトロソ-デスメチル-エリスロマイシン(N-Nitroso-Desmethyl-Erythromycin)」が推奨される許容摂取限度を超えて存在したこと。回収開始は2026年4月29日、流通は全米(Nationwide)、数量は10,992本。

エリスロマイシンは、細菌感染症の治療に用いられるマクロライド系抗生物質である。

【意義】「ニトロソアミン(nitrosamine)」は、多くの医薬品で近年問題化してきた不純物の一群で、一部は発がんの懸念があるとされ、各国規制当局が許容摂取量の上限を定めている。本件は、製造工程の管理基準(CGMP)からの逸脱により、この不純物が基準を超えて混入したものだ。クラスII分類は「重篤化の確率は低い」との評価だが、不純物が許容量を超えた医薬品が全米に流通した点で、医薬品の品質管理の重要性を示す事例といえる。服薬中の患者は自己判断で中止せず、該当の有無や対応について必ず医師・薬剤師に相談してほしい(本記事は一般的な整理であり医療助言ではない)。

なぜ重要か

医薬品の不純物(ニトロソアミン)管理という、近年世界的に重要性が増す品質課題の事例。製造管理基準(CGMP)の徹底の重要性を示すとともに、服薬中の患者・薬局が該当ロットを確認する手がかりになる。

よくある質問(FAQ)

ニトロソアミンとは何ですか?
医薬品などに微量混入しうる不純物の一群で、一部は発がんの懸念があるとされます。各国の規制当局が許容摂取量の上限を定めており、超過すると回収対象になりえます。
服用中ですが、すぐやめるべきですか?
自己判断での中止は避け、該当ロットかどうかや対応について、必ず医師・薬剤師にご相談ください(本記事は医療助言ではありません)。

出典(一次情報)

出典:openFDA(米国FDA・CC0 パブリックドメイン)。データは無保証で、医療判断には用いないでください。最新・正確な情報は FDA公式のリコール情報をご確認ください。本サイトは米国FDAに推奨・認定されたものではありません。

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