クラスII(中程度) 医薬品 D-0538-2026 Ongoing

25mgのカプセルに「10mg」と書かれていた ― 表示どおりに飲むと2.5倍になる(Safecor Health)

Safecor Health, LLC 報告 2026年5月27日

医薬品の再包装業者Safecor Healthが、ADHD治療薬アトモキセチン塩酸塩のカプセルで、25mgの製品を誤って「10mg」と表示していたとしてリコール。FDAはクラスIIに分類。表示を信じると、想定の2.5倍の量を服用してしまうおそれ。

リコールの概要(一次情報)

  • 分類クラスII(中程度)
  • 対象種別医薬品
  • 回収企業Safecor Health, LLC
  • 理由Labeling: Label Mix-Up: Atomoxetine HCl 25mg Capsule incorrectly labeled as Atomoxetine HCl 10mg Capsule.
  • 流通範囲TX only
  • 回収開始日2026-04-30

要点

  • ADHD治療薬アトモキセチンのカプセルで、25mgを「10mg」と誤表示(取り違え)
  • FDAはクラスIIに分類(D-0538-2026・報告2026年5月27日・進行中)
  • 表示を信じると想定の2.5倍の用量を服用してしまうおそれ
  • 流通はテキサス州のみ・数量149カプセル/再包装業者Safecor Health
  • 医薬品の含量(強さ)の表示は安全の要=取り違えは過量投与リスク
  • 2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録1,408件のうち、含量に触れるものは37件、取り違えに触れるものは8件。

1クラスIIに分類された医薬品

米国FDAは、Safecor Health, LLCによる医薬品のリコールを「クラスII」(その使用が一時的・医学的に可逆な健康被害を招きうるが、重篤な被害の確率は低い)に分類した(リコール番号 D-0538-2026、報告日2026年5月27日、状態:進行中/企業の自主回収)。

2対象は含量表示の取り違え

対象はアトモキセチン塩酸塩(Atomoxetine HCl)カプセル(単位用量のフォイルストリップ、100カプセル入りカートン、処方箋医薬品)。リコール理由は表示の取り違え(Label Mix-Up)で、本来25mgのカプセルが誤って「10mg」と表示されていた。回収開始は2026年4月30日、流通はテキサス(TX)州のみ、数量は149カプセル。Safecorは医薬品の再包装(repackaging)を行う事業者。

3アトモキセチンとは

アトモキセチン(先発品名ストラテラ)は、注意欠如・多動症(ADHD)の治療に用いられる処方薬である。

4量に関わる誤りは、記録の中で数えられる

2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録1,408件のうち、回収の理由に含量(potency)が現れるものは37件、取り違え(mix-up・wrong)が現れるものは8件あります。

回収記録の総数1,408件2026年9月1日時点
含量に触れる記録37件強すぎる・弱すぎる
取り違えに触れる記録8件この記録もその一つ

含量そのものがずれている場合と、中身は正しいのに表示が入れ替わっている場合とでは、原因が違います。前者は製造の問題で、後者は包装・表示の問題です。どちらも患者が受け取る量を変えてしまう点は同じで、記録の理由の文からしか見分けられません。

なぜ重要か

医薬品の含量取り違え表示という、用量に直結する安全リスクの事例。包装・表示管理の重要性を示すとともに、服薬する患者・薬局にとって該当ロットを確認する手がかりになる(服用判断は医師・薬剤師へ)。

よくある質問(FAQ)

アトモキセチンとは?
注意欠如・多動症(ADHD)の治療に用いられる処方薬です(先発品名ストラテラ)。
なぜ含量の誤表示が問題なのですか?
患者は表示された用量を基準に服用します。25mgが「10mg」と表示されていると、表示通りに服用したつもりでも想定の2.5倍を摂取し、過量投与や副作用のリスクが生じうるためです。

出典(一次情報)

出典:openFDA(米国FDA・CC0 パブリックドメイン)。データは無保証で、医療判断には用いないでください。最新・正確な情報は FDA公式のリコール情報をご確認ください。本サイトは米国FDAに推奨・認定されたものではありません。

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