国防総省(陸軍契約)、新型コロナワクチンの生産に約111億ドル ― ファイザーへの契約(USAspending)
国防総省(陸軍の調達機能経由)が、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの生産に関する契約をファイザー(Pfizer)に発注。契約額は約111億ドル($11,110,134,066)で、パンデミック対応に国防総省の調達能力が活用された事例。防衛=兵器に留まらないことを示す。
契約の基本情報
- 受注者ファイザー
- 契約額$11,110,134,066(約111.1億ドル)
- 軍種陸軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局陸軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2020-12-22 〜 2023-06-30
- 契約番号(PIID)W15QKN21C0012
契約の概要(原文)
COVID-19 VACCINE PRODUCTION
要点
- 国防総省(陸軍の調達機能経由)が新型コロナワクチンの生産を発注
- 受注はファイザー(Pfizer)、約111億ドル($11,110,134,066)、2020年12月〜2023年6月(複数年累計)
- パンデミック対応で国防総省の調達能力(陸軍契約コマンド等)が活用された
- 防衛=兵器に留まらず、医療・公衆衛生にも及ぶ政府支出の実態
- 既掲の経口治療薬(Paxlovid)契約と並ぶ、医療物資の大型調達
- 陸軍が発注元となったパンデミック対応の契約には、ワクチンの生産・経口治療薬・抗体治療薬・成人用ワクチンが並ぶ。
1COVID-19 ワクチンの生産契約
この契約は、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの生産(COVID-19 VACCINE PRODUCTION)に関するものだ。
2国防総省が担ったパンデミック対応
この契約が示すのは、国防総省の調達が兵器だけでなく、パンデミック対応のような公衆衛生の領域にも及ぶ点だ。新型コロナ流行下では、ワクチンや治療薬の大規模かつ迅速な調達に、陸軍契約コマンド(Army Contracting Command)など国防総省の調達能力が広く活用された。
本サイトが既に扱う経口治療薬(Paxlovid)の契約と並び、医療物資の大型調達が防衛支出データのなかに含まれることを示す。
3兵器を超えて広がる政府支出
本契約は、防衛=兵器という見方を超えて、医療・公衆衛生まで広がる政府支出の実態を示す一例である。
4陸軍が結んだパンデミック対応の契約
国防総省の調達は兵器だけではありません。2026年9月1日時点で当サイトが保持する国防総省の契約には、陸軍が発注元となったパンデミック対応の大型契約が並んでいます。
| 受注者 | 対象 | 義務付け額 |
|---|---|---|
| ファイザー(本件) | ワクチンの生産 | 約111億ドル |
| ファイザー | 経口治療薬 1,000万治療コース | 約125億ドル |
| モデルナ | mRNAワクチン | 約82億ドル |
| リジェネロン | 抗体治療薬 最大125万回分 | 約56億ドル |
| ファイザー | 成人用ワクチン | 約40億ドル |
新型コロナ流行下では、ワクチンや治療薬の大規模かつ迅速な調達に、陸軍契約コマンドなど国防総省の調達能力が広く活用されました。予防と治療の両方、そして複数の企業に対する契約が、いずれも防衛の支出データのなかに現れます。防衛=兵器という見方を超えて、医療・公衆衛生まで広がる政府支出の実態を示す一群です。
なぜ重要か
パンデミック対応で医療物資の大型調達に国防総省の調達機能が使われた事例。ヘルスケア・医薬・公衆衛生や、政府調達の仕組みを追う読者にとって、「防衛支出」の幅広さを読む手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
なぜ国防総省がワクチンを調達するのですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):W15QKN21C0012