約201.99億ドル 海軍 DEFINITIVE CONTRACT N0002412C2115

バージニア級攻撃原潜「ブロックIV」の建造に累計約202億ドル ― エレクトリック・ボートへの長期契約(USAspending)

海軍省 2012-04-13 〜 2026-01-31

米海軍(NAVSEA)がジェネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボートに発注した、バージニア級攻撃型原子力潜水艦の契約。SSN-792(ブロックIVの1番艦バーモント)の長納期資材の調達として2012年に始まり、その後ブロックIVの建造へと積み増されて累計約202億ドル($20,183,699,820)・履行は2027年まで。原潜を「ブロック(まとめ買い)」で調達する米海軍方式の実例。

契約の基本情報

  • 受注者ゼネラル・ダイナミクス
  • 契約額$20,199,302,115(約201.99億ドル)
  • 軍種海軍
  • 発注機関国防総省
  • 発注部局海軍省
  • 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
  • 履行期間2012-04-13 〜 2026-01-31
  • 契約番号(PIID)N0002412C2115

契約の概要(原文)

SSN 792 LONG LEAD TIME MATERIAL

要点

  • バージニア級攻撃原潜の契約=SSN-792(ブロックIV 1番艦バーモント)の長納期資材調達として2012年4月に開始(一次記録の概要に明記)
  • 受注はエレクトリック・ボート(ジェネラル・ダイナミクス傘下)、発注は海軍海洋システム軍(NAVSEA)
  • 累計約202億ドル($20,183,699,820・複数年の累計)、履行は2027年8月まで
  • のちの改定でブロックIV(10隻)の建造を担う契約に成長=「長納期資材の先行契約→建造本体を修正追加」という海軍調達の定石
  • ブロック(まとめ買い)方式はコスト低減と造船産業基盤の維持を兼ねる

バージニア級は、冷戦後の米海軍を支える主力の攻撃型原子力潜水艦で、数隻ずつ「ブロック」にまとめて複数年契約で調達される。まとめ買いは部材の一括調達と生産ラインの安定稼働を可能にし、1隻あたりのコストを下げる狙いがある。この契約はブロックIV(10隻)に対応するもので、建造はエレクトリック・ボートとニューポート・ニューズ造船所が分業する体制がとられてきた。

注目したいのは契約の「育ち方」だ。始まりは1番艦の原子炉部材などの長納期資材(発注から納品まで数年かかる資材)を先行確保する契約で、2年後に10隻の建造本体が同じ契約への修正として積み増された。米海軍の大型艦艇調達では、この「長納期資材の先行契約→建造本体の修正追加」という二段構えが定石であり、USAspendingの累計額が当初の発注額から桁違いに増えていく典型例でもある。

潜水艦の建造は、米国内でも2社しか担えない特殊技能の維持そのものが安全保障課題とされる分野だ。ブロック買いによる安定発注は、熟練工と部品供給網(サプライチェーン)を維持する産業政策の性格も帯びる。現在は後続ブロックや次世代のコロンビア級戦略原潜の建造が重なり、造船能力の逼迫が政策論点になっている。

なぜ重要か

米海軍の艦艇調達の「型」(長納期資材→建造本体の積み増し・ブロック買い)を一次記録で追える題材。防衛産業・造船・サプライチェーンの読者に有用で、契約額が年々成長していくUSAspendingの読み方の好例でもある。ジェネラル・ダイナミクスの企業プロフィールや防衛ランキングと横断で読める。

よくある質問(FAQ)

これは何のデータですか?
米国の政府支出公開データ「USAspending」に登録された、国防総省(DoD)の連邦調達契約の1件です。受注企業・発注部局・契約額・概要が公開されています。本サイトは米国政府公式ではありません。
契約額は確定額ですか?
収集時点の累計値です。大型の防衛契約は複数年にわたり改定(モディフィケーション)が積み重なるため、金額は増減します。最新値は出典のUSAspendingで確認できます。
長納期資材(ロングリードタイム・マテリアル)とは?
原子炉部材や大型鍛造品など、発注から納品まで数年かかる資材のことです。艦艇本体の建造契約に先立って先行発注し、建造開始後の待ち時間をなくします。
ブロック買いとは?
同型艦を数隻ずつ「ブロック」にまとめ、複数年契約で一括調達する方式です。部材の一括発注と生産の平準化で1隻あたりのコストを下げ、造船所の仕事量を安定させます。

出典(一次情報)

本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。

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