哨戒機「P-8A ポセイドン」初期量産の長納期資材に累計約57.0億ドル ― ボーイングへの調達(USAspending)
USAspendingによれば、海洋哨戒機「P-8A ポセイドン」の初期量産(LRIP)に向けた長納期資材の調達が、ボーイングへ発注された。契約額は累計約57.0億ドル($5,699,021,641)、2009年4月開始・2018年7月までの確定契約。旅客機737を基に開発された、対潜・対水上・海洋監視を担う哨戒機の量産を支える契約である。
契約の基本情報
- 受注者ボーイング
- 契約額$5,699,021,641(約56.99億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防契約管理局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2009-04-13 〜 2018-07-31
- 契約番号(PIID)N0001909C0022
契約の概要(原文)
P-8A LRIP I LONG LEAD MATERIAL
要点
- P-8A ポセイドンの初期量産(LRIP)向け長納期資材の調達をボーイングへ発注。累計約57.0億ドル($5,699,021,641)。
- 確定契約、履行期間2009年4月13日〜2018年7月31日。
- P-8Aは旅客機737を基に開発された海洋哨戒機(対潜・対水上・海洋監視)。
- 「初期量産(LRIP)」=少数を先に作り評価してから本格量産へ進む段階。
- 「長納期資材」=製造に時間のかかる部材を量産本体に先立ち手当て(V-22等と同型)。
P-8A ポセイドンは、広い海を長時間飛び回り、潜水艦や水上艦を探し出す海洋哨戒機だ。特徴的なのは、その母体が民間の旅客機ボーイング737だという点で、実績ある機体を土台にすることで、開発リスクと整備の負担を抑えている。対潜水艦戦(海中に潜む潜水艦の捜索・攻撃)は、広大な海を相手にする地道で重要な任務であり、P-8Aはその中核を担う。
本契約が対象とするのは、その「初期量産(LRIP=Low Rate Initial Production)向けの長納期資材」である。装備調達は、少数を先に作って評価する初期量産(LRIP)を経て本格量産へ進む――本サイトで扱ったE-2DのFRP(本格量産)やF-35のLRIPと同じ考え方だ。
さらに「長納期資材」は、製造に時間のかかる部材を量産本体に先立って手当てする仕組みで、V-22やバージニア級潜水艦の契約でも登場した。
概要(USAspending)は「P-8A LRIP I の長納期資材」までで、機数の詳細までは記されていない(本サイトは概要に無い内容は補わない)。累計約57.0億ドルという規模は、対潜哨戒という海軍の重要任務を担う機体の量産立ち上げを支える契約であることを示している。
なぜ重要か
対潜哨戒は広大な海を相手にする地道で重要な任務で、P-8Aはその中核を担う。旅客機737を母体とすることで開発・整備の負担を抑えた設計も特徴。初期量産(LRIP)・長納期資材という調達の型は米国主要装備に共通し、E-2DやV-22の契約と対で理解できる。海軍航空・防衛産業を追う読者に有用。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
P-8A ポセイドンとはどんな機体ですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):N0001909C0022