26年続いた94億ドルの空軍契約 ― 受注者名は、いまは存在しない会社のまま記録に残る
空軍が発注した契約で、義務付け額は約94億5,838万ドル。1995年11月に始まり2021年10月に終了した、期間26年におよぶ契約である。受注者名は「LOCKHEED MISSILES & SPACE COMP」と記録されており、現在のロッキード・マーティンに統合される前の社名がそのまま残っている。
契約の基本情報
- 受注者ロッキード・マーティン
- 契約額$9,458,382,766(約94.58億ドル)
- 軍種空軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局空軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間1995-11-08 〜 2021-10-29
- 契約番号(PIID)F0470195C0017
契約の概要(原文)
200510!000044!5700!FA8810!SMC/ISK !F0470195C0017 !A!N! !N! !P00309!20050324!20100630!196596688!196596688!834951691!N!LOCKHEED MARTIN CORPORATION !1111 LOCKHEED MARTIN WAY !SUNNYVALE !CA!94089!77000!085!06!SUNNYVALE !SANTA CLARA !CALIFORNIA!+000003570337!N!N!000000000000!AC23!RDTE/MISSILE AND SPACE SYSTEMS-ADV TECH DEV !A2 !MISSILE AND SPACE SYSTEMS !210 !SBIRS HIGH !323118!E! !3! ! !D! ! !20200930!B! ! !N!Z!D!N!U!1!001!N!1G!Z!Y!Z! ! !N!C!N! ! ! !Z!Z!A!A!000!A!B!N! ! ! !Y! ! !0001! !
要点
126年という長さ
1995年に始まり2021年に終わった契約です。四半世紀を超えて一つの契約が生き続けたことになります。2026年9月2日時点で当サイトが保持する防衛契約207件の期間は中央値10.7年で、26年はその倍以上にあたります。防衛の大型調達は、開発・試験・低率生産・量産・維持という段階を踏むため、一つの契約が長く続きます。その間に技術も、担当者も、そして会社の名前すら変わります。
2名前が変わっても、記録は変わらない
過去の契約を集計するとき、この名前の問題は実務的な障害になります。当サイトでは以前、受注者ランキングでこの名称が別会社として扱われ、ロッキード・マーティンの集計から漏れていました。名寄せの規則を直したうえで、機械的な監査(同一表示名が重複していないかの日次検査)を入れて再発を防いでいます。記録が締結時点の姿を保つのは正しい振る舞いであり、集計する側が対応すべき問題です。
3支出は130万ドル
義務付け額94億ドルに対し、記録上の支出済み額は130万ドルです。比率にすると0.01%に届きません。2026年9月2日時点で当サイトが保持する記録では、支出済み額が0の契約が115件(56%)を占め、支出が記録されている92件でも比率の中央値は1%です。
契約が2021年に終了していることを踏まえると、この数字は実際の支払いの全体を表していない可能性が高く、契約額と支出額を同じ土俵で比べることの難しさを示しています。
4説明欄から分かること
説明欄には、空軍の調達部局の符号を含む内部の符号列が入っており、何を調達したのかを説明する文にはなっていません。受注者名から宇宙・ミサイル関連の部門であることは推測できますが、記録に書かれていない以上、当サイトは推測を事実として示しません。分かるのは、空軍が1995年から2021年にかけて、94億ドルの枠でこの部門と契約を結んでいたという事実までです。なお
なぜ重要か
長期の防衛契約では、記録に残る社名が現在の企業構成と一致しないことがある。受注者別の集計や競合分析を行う際には、締結時点の名称を現在の企業へ寄せる名寄せが欠かせない。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
なぜ古い社名のまま記録されているのですか。
契約額は確定額ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):F0470195C0017