年に一度の巨大な報告書、10-K ― 表紙のチェックボックスだけで会社の輪郭が分かる
Microsoftが2025年6月30日に終了した会計年度について提出した年次報告書(Form 10-K)。表紙には、設立州、上場している証券の種類、提出者としての区分などが並ぶ。8-Kが単一の出来事を伝えるのに対し、10-Kは会社の全体像を一年に一度まとめて提出する様式である。
提出書類の基本情報
- 企業MICROSOFT CORP(MSFT)
- 書類年次報告書 10-K
- 市場Nasdaq
- 業種(SIC)Services-Prepackaged Software
- 提出日2025-07-30
- 対象期2025-06-30
- 受付番号0000950170-25-100235
要点
- Microsoftが2025年6月30日終了の会計年度について提出した年次報告書(Form 10-K)。
- 10-Kは、事業の内容・リスク要因・経営陣の説明・財務諸表などを一つの文書にまとめて年に一度提出する様式。
- 表紙には、設立州がワシントン州であること、普通株に加え2028年満期3.125%債と2033年満期2.625%債がナスダックに上場していることが記載される。
- 提出者の区分は大規模早期提出会社で、小規模報告会社・新興成長企業には該当しない。
- 2026年9月2日時点で当サイトが保持するSEC開示644件の様式の内訳は、8-K 432件・10-Q 128件・DEF 14A 36件・10-K 36件。
1一年分をまとめて出す様式
当サイトが扱うSEC開示の多くは8-Kで、これは個別の出来事を都度伝えるための様式です。これに対して10-Kは、会計年度が終わったあとに会社の全体像をまとめて提出する年次報告書です。事業の内容、リスク要因、経営陣による財政状態と経営成績の説明、財務諸表とその注記、内部統制の評価などが一つの文書に収められ、分量は数百ページに及びます。
2表紙から読めること
| 記載事項 | 本件の内容 |
|---|---|
| 対象の会計年度 | 2025年6月30日終了 |
| 設立州・納税者番号 | ワシントン州 |
| 上場している証券 | 普通株(銘柄コードMSFT)に加え、2028年満期3.125%債と2033年満期2.625%債 |
| 上場市場 | いずれもナスダック |
| 提出者の区分 | 大規模早期提出会社(Large Accelerated Filer) |
| その他の区分 | 著名で経験豊富な発行者に該当。小規模報告会社・新興成長企業には該当しない |
表紙は形式的な部分に見えますが、会社の輪郭がここに凝縮されています。株式だけでなく社債もナスダックに上場していることは、この会社が市場から株式と債券の両方で資金を得ていることを示します。提出者の区分は、開示の期限や求められる内容の厳しさを決める分類です。
3様式ごとの件数
2026年9月2日時点で当サイトが保持する記録では、10-Kは36件です。一社につき年に一度提出される様式であるため、収集期間の長さと企業数からおおむね導かれる件数になります。件数は少ない一方、一件あたりの情報量は8-Kと比べものになりません。
4読むための入り口として
10-Kは分量が大きく、全体を読み通すことは容易ではありません。ただし構成は様式によって定められており、どこに何が書かれているかは会社が変わっても同じです。事業の説明を読みたければ第1項、リスク要因は第1A項、経営陣の説明は第7項、財務諸表は第8項というように、目的に応じて必要な部分へ直接進めます。当サイトは記録に書かれていることだけを示し、書かれていないことは補いません。
なぜ重要か
10-Kは構成が様式で定められており、どこに何が書かれているかが会社を問わず同じである。目的に応じて必要な項へ直接進めるという性質は、大量の開示を効率よく読むうえで有用にあたる。
よくある質問(FAQ)
「大規模早期提出会社」とは何ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国SEC公式開示に基づく独自整理です。正確・最新の内容は必ず原文をご確認ください。
- SEC EDGAR(提出書類インデックス)
- 主要書類(原文)
- 受付番号:0000950170-25-100235