告示 2026-17681

米国防総省、契約企業への資料提出の負担を年2,965万時間と見積もる ― 書類を求める前に負担を計算して公表する制度(2026年8月)

国防総省 公示 2026年8月31日 91 FR 55844

米国防総省が、契約企業に資料の提出を求める既存の様式について、意見募集の告示を行った。年間の負担を2,965万2,480時間と見積もっている。政府が国民や企業に情報提出を求めるときは、事前に負担を計算して公表しなければならない。

文書の概要(一次情報)

  • 文書種別告示
  • 発行機関国防総省
  • 引用91 FR 55844

要点

  • 米国防総省が、契約企業に資料提出を求める様式について書類仕事削減法に基づく意見募集を行った。
  • 年間の負担は2,965万2,480時間と見積もられている。1人年2,080時間として約1万4,000人年分にあたる。
  • 内訳は対象1,040者、1者あたり年432回、年間回答449,280件、1回あたり平均66時間。
  • 対象はDD様式1423(契約データ要求一覧)で、防衛装備の調達契約で企業が納める資料を発注する様式。
  • 意見を求める項目に「負担の見積もりの正確性」が含まれ、政府が示した数字自体を検証できる構造になっている。

1書類を求める前に、負担を数える

政府が国民や企業に情報の提出を求めるときは、まず「その書類を用意するのに国民や企業がどれだけの時間を費やすか」を見積もり、公表しなければなりません。1995年書類仕事削減法が定める仕組みです。負担を数えて公開させることで、必要のない書類を減らそうという考え方に基づいています。

2見積もられた負担

対象となる者1,040者営利事業者
1者あたりの年間回答回数432回年間の回答総数は449,280件
1回あたりの平均負担66時間年間の負担時間は29,652,480時間

年間2,9652,480時間という数字が算出されています。1人が年2,080時間働くとして、およそ14,000人年分にあたります。契約企業が国防総省に資料を提出するという一つの手続きだけで、これだけの労働時間が使われるという見積もりです。

3何のための書類か

対象となっているのはDD様式1423、契約データ要求一覧と呼ばれる様式です。防衛装備を調達する契約において、企業側が納めるべき資料を発注するために使われます。あらかじめ承認された資料項目記述を参照する形で、書式と内容が標準化されています。設計、試験、製造、訓練、運用、整備、後方支援を行うために必要な情報が、この仕組みで契約上取得されます。

460日の意見募集という段階

  1. 1第1段階(本件)機関が提案を公表し、60日間の意見を募る。提出期限は2026年10月30日
  2. 2何を聞くか収集が本当に必要か、負担の見積もりは正確か、質を高める方法、負担を減らす方法
  3. 3第2段階機関が行政管理予算局へ承認を申請し、あらためて30日間の意見を募る
  4. 4承認の効果管理番号が付与される。本件は0704-0188

情報収集の承認は二段階で行われます。本件は第1段階にあたり、まず機関が直接、一般に意見を求めます。その後、行政管理予算局への申請とともに第2段階の意見募集が行われます。当サイトでは同じ日に公表された第2段階の告示も扱っており、二つを並べると手続きの流れが分かります。

5見積もりそのものが意見の対象

注目すべきは、意見を求める項目に「負担の見積もりの正確性」が明示的に含まれていることです。政府が示した2,965万時間という数字自体を、対象となる企業が「実際にはもっとかかる」あるいは「そこまでかからない」と反論できる構造になっています。数字を出させ、その数字を検証させるという二重の仕掛けです。

なぜ重要か

政府が求める書類の総量が、時間という単位で数値化され公開されている。しかもその見積もり自体が意見の対象となるため、負担を負う側が数字に反論できる。

よくある質問(FAQ)

なぜ負担時間を計算して公表するのですか?
1995年書類仕事削減法が、情報の提出を求める前に負担を見積もって公表することを義務づけているためです。必要のない書類を減らすことが目的です。
60日通知と30日通知はどう違いますか?
情報収集の承認は二段階で行われます。60日通知は機関が直接一般に意見を求める第1段階、30日通知は行政管理予算局への申請とあわせた第2段階です。

出典(一次情報)

出典:Federal Register(連邦政府文書=パブリックドメイン)。リンク先は公式サイトです。

#国防総省#書類仕事削減法#行政負担#防衛調達#意見募集
免責: 本サイトは各公式データソースをもとに独自に要約・分類したものです。最新・正確な情報は必ず公式ソースをご確認ください。金融・医療・法務・セキュリティに関する内容は情報整理であり、助言ではありません。本サイトは米国政府の公式サイトではありません。