告示 2026-17683

出生証明書を出せない入隊志願者のための1枚 ― 年15万件・1件5分と見積もられた手続き(2026年8月)

国防総省 公示 2026年8月31日 91 FR 55845

米国防総省が、入隊志願者の生年月日を州や地方の機関に照会する様式について、行政管理予算局への承認申請にあわせて30日間の意見募集を行った。年間15万件、1件あたり5分、年間負担は1万2,500時間と見積もられている。

文書の概要(一次情報)

  • 文書種別告示
  • 発行機関国防総省
  • 引用91 FR 55845

要点

  • 米国防総省が、入隊志願者の生年月日を照会する様式(DD様式372)について30日間の意見募集を行った。
  • 年間15万件、1件あたり5分、年間の負担時間は1万2,500時間と見積もられている。対象は州・地方・部族の政府機関。
  • 出生証明書を提出できない志願者について、年齢制限と市民権の要件を確認するために用いられる。
  • 同じ日に公表された契約資料の告示は年2,965万時間で、同じ制度のもとで約2,400倍の開きがある。
  • 申請の種別は「期間の延長」で、承認には期限があり使い続けるには手続きのやり直しが必要。

1出生証明書がないとき

米国の軍隊に入隊するには、法律が定める年齢と市民権の要件を満たす必要があります。通常は出生証明書で確認しますが、それを提出できない志願者もいます。そのとき募集担当者が、州や地方の機関へ生年月日の確認を求めるために送るのがDD様式372です。この様式を使い続けるための承認申請が、本件の告示にあたります。

2見積もられた負担

年間の回答数150,000件対象は州・地方・部族の政府機関
1件あたりの平均負担5分1者あたりの回答回数は1回
年間の負担時間12,500時間回答は任意

年間15万件という数は、それだけの人数が出生証明書を用意できないまま入隊手続きに進んでいることを示します。一方で1件あたり5分という見積もりは、照会を受ける側にとっては軽い作業だという評価です。掛け合わせた12,500時間が、この手続きの社会的な費用として計上されています。

3同じ法律、大きく違う規模

本件(出生の証明の照会)同じ日に公表された別の告示(契約資料の提出)
年間の負担時間は12,500時間年間の負担時間は29,652,480時間
1件あたり51件あたり66時間
対象は州・地方・部族の政府機関対象は営利事業者

同じ書類仕事削減法に基づく同じ日の告示でありながら、負担時間には約2,400倍の開きがあります。制度が扱う対象の幅がそれだけ広いということです。数分で終わる照会も、数十時間かかる資料の作成も、同じ枠組みで数え上げられ、同じ手続きで承認されます。負担の大小にかかわらず数値化を求める点に、この制度の性格が現れています。

430日通知という段階

本件は承認手続きの第2段階にあたります。機関はすでに60日間の意見募集を終えており、行政管理予算局へ承認を申請したうえで、あらためて30日間の意見を受け付けます。申請の種別は「期間の延長」で、新しい収集を始めるのではなく、既存の様式を使い続けるための手続きです。承認には期限があり、使い続けるには定期的に申請と意見募集をやり直す必要があります。

5「回答は任意」という記載

告示には、回答が任意である旨が明記されています。照会を受けた州や地方の機関に応じる義務はありません。ただし応じなければ志願者の要件確認が進まないため、実務上は協力が前提となります。義務ではないが必要という位置づけが、告示の項目として整理されている点も、この制度が細部まで形式化されていることの表れです。

なぜ重要か

負担の大小にかかわらず数値化と承認を求める制度設計により、5分の照会も66時間の資料作成も同じ枠組みで比較できる。行政手続きの総量を測る物差しとして機能している。

よくある質問(FAQ)

なぜ入隊に出生の確認が必要なのですか?
法律が、軍隊への入隊にあたり志願者が年齢と市民権の要件を満たすことを求めているためです。出生地は申告された市民権の状況を裏づけます。
30日通知は何の段階ですか?
情報収集の承認手続きの第2段階です。機関が60日間の意見募集を終え、行政管理予算局へ承認を申請したうえで、あらためて30日間の意見を受け付けます。

出典(一次情報)

出典:Federal Register(連邦政府文書=パブリックドメイン)。リンク先は公式サイトです。

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