告示 2026-16260

動物園がチーターを移すにも一般の意見を聞く ― 絶滅危惧種法が個別の許可ごとに公開を求める理由(2026年8月)

内務省 公示 2026年8月10日 91 FR 51507

米魚類野生生物局が、外国産の絶滅危惧種に関する許可申請を受理したことを公示し、意見を募った。動物園間の個体の移動から研究用の生体試料の輸入まで、一件ごとに公開の意見募集が行われる。

文書の概要(一次情報)

  • 文書種別告示
  • 発行機関内務省
  • 引用91 FR 51507

要点

  • 米魚類野生生物局が、外国産の絶滅危惧種に関する許可申請の受理を公示し、2026年9月9日まで意見を募った。
  • 絶滅危惧種法は掲載種に関する活動を原則として禁じ、連邦の許可がある場合にのみ例外を認める。
  • 同法は、絶滅危惧種について禁止された活動の許可を出す前に、一般の意見を招請することを求めている。
  • 申請には動物園間のチーター・マンドリル・ユキヒョウの移動や、研究目的の生体試料の輸入が含まれる。
  • 指定された方法以外で提出された意見は考慮されない旨が明記されている。

1原則は禁止、例外が許可

絶滅危惧種法は、掲載された種に関する活動を原則として禁じています。輸入も、輸出も、売買も、原則としてできません。そのうえで、連邦の許可を得た場合にのみ例外が認められます。さらにこの法律は、許可を出す前に一般の意見を聞くことを求めています。本件はその意見募集の公示です。

2個別の申請が一件ずつ載る

申請者の例内容
カンザス州の野生動物公園繁殖または種の存続の促進のため、飼育下で生まれたチーター2頭をカナダから輸入
カリフォルニア州の動物園同じ目的で、飼育下で生まれたマンドリル1頭をカナダから輸入
オハイオ州の動物園同じ目的で、飼育下で生まれたユキヒョウ2頭をカナダから輸入
イリノイ州の大学科学研究のため、ボリビアの博物館からゴエルディモンキーの生体試料を輸入
カリフォルニア州の研究計画科学研究のため、ウガンダの野生ゴリラの生体試料を輸入
ジョージア州の大学科学研究のため、タンザニアの研究機関からチンパンジーの生体試料を輸入

動物園がカナダの動物園からチーターを2頭受け入れる。それだけのことに、官報での公示と一般からの意見募集が伴います。手続きの細かさに驚くかもしれませんが、これは掲載種に関する活動が原則として禁じられているという前提から出てきます。禁止が原則である以上、例外を認めるたびに公開の手続きを踏むことになります。

3「繁殖または種の存続の促進」

繁殖または種の存続の促進を目的とする申請科学研究を目的とする申請
動物園間で個体を移動させる例が多い生体試料の輸入が多い
飼育下で生まれた個体が対象野生・飼育下の双方が対象
単発の輸入として申請される例が多い5年間の活動をまとめて申請する例もある

許可の目的は法律が定める区分に沿って書かれます。飼育下で生まれた個体を園館間で移すのは、遺伝的な多様性を保った繁殖計画の一部として行われるためで、「繁殖または種の存続の促進」という目的区分に当てはまります。研究目的の申請では、単発の輸入と、5年間の活動をまとめて申請するものとが混在しています。

4公開の程度

期限は2026年9月9日で、電子的な提出については同日の東部時間午後1159分までと分単位で定められています。また公示には、指定された方法以外で提出された意見は考慮されない旨が明記されています。誰でも意見を出せる制度でありながら、出し方の要件は厳密です。手続きが公開されていることと、実際に届くことは別だという点は、当サイトが扱う他の官報の記事にも共通して現れます。

なぜ重要か

禁止が原則である制度では、例外を認めるたびに公開の手続きが必要になる。手続きの細かさは制度の厳しさの裏返しであり、個別の許可が公開の記録として残ることを意味する。

よくある質問(FAQ)

なぜ動物園の個体移動に意見募集が要るのですか?
絶滅危惧種法が掲載種に関する活動を原則として禁じており、許可を出す前に一般の意見を招請することを求めているためです。
「繁殖または種の存続の促進」とは何ですか?
法律が定める許可の目的区分の一つです。飼育下で生まれた個体を園館間で移す繁殖計画などがこれに当てはまります。

出典(一次情報)

出典:Federal Register(連邦政府文書=パブリックドメイン)。リンク先は公式サイトです。

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