医療AI臨床試験:市販ウェアラブルの心拍からAIで「甲状腺中毒症」を検出(Thyroscope・Glandy HYPER)
市販ウェアラブルの心拍データを使い、AIソフト「Glandy HYPER」で甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の甲状腺中毒状態を検出できるかを評価する観察研究。睡眠中の心拍と甲状腺機能検査(遊離T4)を突き合わせる。
試験の概要(一次情報)
- 進行状況募集中
- 対象疾患Graves Disease、Hyperthyroidism/Thyrotoxicosis
- 介入/手法DEVICE: Heart rate-based AI software for detecting thyrotoxicosis
- スポンサーTHYROSCOPE INC.
- 目標症例数15 例
- 期間2026-01-09 〜 2026-12-31
要点
- 市販ウェアラブルの心拍データ+AIで甲状腺中毒症(バセドウ病)を検出
- ソフトウェア医療機器「Glandy HYPER」の性能評価(観察研究)
- 睡眠中の心拍と甲状腺機能検査(遊離T4)を相関させる
- 試験中はAI出力を患者に開示せず通常診療も変えない
- 少数例(15例)・2026年・募集中=早期段階
Thyroscope社のAIソフトウェア医療機器「Glandy HYPER」を評価する観察研究(NCT07017907)である。市販のウェアラブル端末で測る心拍から、AIで甲状腺の働きすぎ(甲状腺中毒症)を検出できるかを調べる。
登録情報の要旨によれば、本観察研究は、ソフトウェアベースの医療機器「Glandy HYPER」が、甲状腺機能亢進症の患者における甲状腺中毒状態(thyrotoxic state)を検出する性能を評価することを目的とする。この機器は、市販のウェアラブル端末から収集した心拍データを用い、甲状腺機能検査の結果と比較する。研究では、バセドウ病(Graves' disease)と診断された患者を対象に、睡眠中の心拍をモニタリングし、連続採血で得る遊離T4(free T4)値と相関させる。重要な配慮として、試験中は研究機器の出力を参加者に開示せず、通常の標準診療も変更しない。目標症例数15例、2026年、募集中。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では代謝が亢進し、動悸・頻脈・体重減少などが起きる。甲状腺中毒症の悪化は心臓に負担をかける。心拍は市販のスマートウォッチ等で手軽に連続測定できるため、これとAIを組み合わせて中毒状態の兆候を捉えられれば、受診の目安や経過観察に役立つ可能性がある。なお本試験は少数例(15例)の早期の観察研究である。
【意義】消費者向けウェアラブル+AIで疾患の兆候を捉える「デジタルバイオマーカー」は世界的に注目される領域。スマートウォッチの健康活用が広がるなか、こうした研究はその有効性検証の進み方を知る手がかりになる(ただし本試験は少数例の初期段階である点に留意)。
なぜ重要か
消費者向けウェアラブル+AIで疾患の兆候を捉える「デジタルバイオマーカー」は世界的に注目の領域。スマートウォッチの健康活用が広がるなか、その有効性検証の進み方を知る手がかりになる(本試験は少数例の初期段階)。
よくある質問(FAQ)
甲状腺中毒症とは?
スマートウォッチで診断できるのですか?
出典(一次情報)
出典:ClinicalTrials.gov(米国NIH/NLM・パブリックドメイン)。本サイトは医療助言を行いません。最新・正確な内容は公式をご確認ください。本サイトは NIH/NLM に推奨・認定されたものではありません。
- ClinicalTrials.gov(試験登録・原文)
- 登録番号: NCT07017907