番号の頭文字だけで製品の種類が分かる ― Zは機器779件、Hは食品340件(Total Nutrition)
米FDAは、Total Nutrition Inc の「TNVitamins 100% オーガニック・モリンガ カプセル 1,200mg」と「同 モリンガ粉末 96g」を、サルモネラ汚染を理由に最も重いクラスIに分類した。数量は合計8,492個で、全米に流通した。
リコールの概要(一次情報)
- 分類クラスI(最も重大)
- 対象種別食品・飲料
- 回収企業Total Nutrition Inc
- 理由Contaminated with Salmonella
- 流通範囲nationwide
- 回収開始日2026-06-26
要点
1サプリメントという製品の使われ方
この製品は、モリンガという植物の葉を乾燥・粉末化したもので、カプセルと粉末の2つの形で販売されています。サプリメントは、体調を整える目的で日々継続して摂られることが多く、一度買うと数週間から数か月にわたって手元に残ります。加熱調理を経ずにそのまま口にする点も、汚染があった場合にリスクが直接届く理由です。
FDAのクラスIは、摂取によって重い健康被害や死につながる合理的な可能性がある場合の区分で、本件はサルモネラ汚染を理由にこの区分に置かれています。
2カプセルと粉末の両方が対象
対象は1,200mgのカプセルと96gの粉末の2品目です。同じ原料から形状の違う製品を作る場合、原料段階で汚染があれば両方が同時に対象になります。数量は合計8,492個、流通は全米(nationwide)と記録されており、州単位ではなく全国に広がっている点が本件の特徴です。
3同じ日に記録された、もう一つのモリンガ
同じ2026年7月29日の報告分には、業務用のモリンガ粉末(Green Jeeva の15kg袋・2,490kg・原料がサルモネラ陽性)もクラスIとして記録されています。両者の関係は執行記録からは判断できず、当サイトでは同一の事案と断定しません。
ただし、乾燥した植物粉末は加熱殺菌の工程を持たない製造フローになりやすく、サルモネラが乾燥環境でも生き残ることと合わせて、この素材群に共通するリスクの形が見えてきます。
4番号の頭文字だけで製品の種類が分かる
2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録1,408件をリコール番号の頭文字で分けると、Zが779件ですべて医療機器、Hが340件でほぼすべて食品、Dが288件ですべて医薬品です。
| 番号の頭文字 | 製品の種類 | 件数 |
|---|---|---|
| Z | 医療機器 | 779 |
| H | 食品 | 340 |
| D | 医薬品 | 288 |
| N | 食品(例外) | 1 |
例外はNで始まる1件だけです。この記録の番号もHで始まり、食品として扱われています。サプリメントは薬のように見えて食品の枠で規制されるため、番号の頭文字がその位置づけをそのまま表しています。
なぜ重要か
全米流通のサプリメントは、店頭・自社EC・モールと販売経路が分かれるため、回収告知の到達率が経路ごとに大きく変わります。購入履歴に基づく個別通知が可能な経路とそうでない経路を分けて手順を用意しておくことが実務上の要点です。原料段階の汚染はカプセル・粉末など複数の剤形へ同時に波及するため、ロット単位で原料の使用先を追える記録が回収範囲の確定を早めます。
よくある質問(FAQ)
対象はどの製品ですか。
サプリメントの汚染がなぜ重く扱われるのですか。
同時期の業務用モリンガ粉末のリコールと関係がありますか。
出典(一次情報)
出典:openFDA(米国FDA・CC0 パブリックドメイン)。データは無保証で、医療判断には用いないでください。最新・正確な情報は FDA公式のリコール情報をご確認ください。本サイトは米国FDAに推奨・認定されたものではありません。
- FDA リコール情報(公式)
- openFDA(データ提供元)
- リコール番号: H-1185-2026