クラスI(最も重大) 食品・飲料 H-1162-2026 Ongoing

5種類の表示漏れが一度に挙がった ― 複数のアレルゲンを挙げる記録は32件(D'Dioses Fruit Pops)

D'Dioses Fruit Pops, Inc. 報告 2026年7月22日

FDAは、D'Dioses Fruit Pops社のアイスバー「D'Dioses Guayaba」(1本81.7g)を、牛乳・ピーカン・ピスタチオ・黄色5号・赤色40号が表示されていない可能性があるとして最も重いクラスIに分類した。40ケースが4州に流通した。

リコールの概要(一次情報)

  • 分類クラスI(最も重大)
  • 対象種別食品・飲料
  • 回収企業D'Dioses Fruit Pops, Inc.
  • 理由May contain undeclared milk, pecans, pistachios, yellow #5 and red #40.
  • 流通範囲Distributed in the following states: NJ, CT, NY, PA.
  • 回収開始日2026-05-04

要点

  • リコール番号 H-1162-2026。区分はFDAで最も重いクラスI、状態は継続中(Ongoing)。
  • 対象は「Ice Pop, D'Dioses Guayaba」1本81.7g、UPC 827912008432。
  • 回収理由は、牛乳・ピーカン・ピスタチオ・黄色5号・赤色40号が表示されていない可能性があること。
  • 数量は40ケース。流通はニュージャージー・コネチカット・ニューヨーク・ペンシルベニアの4州。
  • 企業の自主回収。開始日2026年5月4日、報告日2026年7月22日。
  • 2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録では、アレルゲン未表示109件のうち複数を挙げるものは32件で、5種類はこの1件だけ。

15つの物質がまとめて挙がるということ

回収理由に挙げられているのは、牛乳・ピーカン・ピスタチオという3つのアレルゲンと、黄色5号・赤色40号という2つの着色料です。米国では、牛乳と木の実(ツリーナッツ。ピーカンやピスタチオが含まれます)は主要な食物アレルゲンとして表示の対象になります。着色料も、感受性のある人のために表示が求められます。

1つの製品でこれだけの項目がまとめて挙がる場合、個別の原材料の混入というより、表示そのものが実態に追いついていない状態が疑われますが、原因はFDAの執行記録には記載されていません。

2アイスバーという製品の性質

アイスバーは、家庭の冷凍庫で長く保管されうる製品です。購入から消費までの期間が読みにくく、回収の告知が出たときには既に手元にある——という状況が起こりやすくなります。同社の製品は本件のほかにも複数の味が同時期にリコール対象として記録されており、味ごとに別のリコール番号が振られています。

手元の製品を確認する際は、味の名称とUPC(本件は 827912008432)を突き合わせるのが確実です。

340ケース・4州という範囲

数量は40ケース、流通はニュージャージー・コネチカット・ニューヨーク・ペンシルベニアの4州です。数量としては小さい部類ですが、クラスIという区分は流通量ではなく「起こりうる健康被害の重さ」で決まります。ナッツや牛乳のアレルギーは、少量でも重い反応につながることがあるためです。

4複数のアレルゲンを挙げる記録は32件

2026年9月1日時点で当サイトが保持するFDAの回収記録1,408件のうち、アレルゲンの未表示を理由とするものは109件あります。理由の文に現れる食材の数で分けると、1種類だけが41件2種類が11件3種類が20件で、5種類を挙げるものはこの記録の1件だけです。

1種類41 / 109
3種類20 / 109
2種類11 / 109
5種類1 / 109

複数が一度に挙がるのは、原材料を1つ間違えたというより、表示そのものが製品と噛み合っていない状態を示します。1種類の漏れなら差し替えで済むこともありますが、5種類となると、その表示が何を写したものだったのかが問われます。

なぜ重要か

味違いの製品を同一ラインで作る事業者では、表示の取り違えが複数SKUへ同時に波及します。本件のように味ごとに別のリコール番号が振られると、消費者側の確認負荷は上がるため、販売元の告知では味とUPCを併記することが実効性を高めます。冷凍庫で長期保管される製品は、回収告知が出た時点で手元に残っている確率が高く、店頭掲示だけでなく購入履歴に基づく通知の重要性が増します。

よくある質問(FAQ)

対象を見分けるにはどうすればよいですか。
味の名称(Guayaba)とUPC(827912008432)を製品の表示と突き合わせてください。同社の別の味には別のリコール番号が振られています。
数量が40ケースと少ないのに、なぜ最も重い区分なのですか。
FDAの区分は流通量ではなく、起こりうる健康被害の重さで決まります。牛乳や木の実のアレルギーは少量でも重い反応につながることがあります。
着色料も回収理由に含まれるのはなぜですか。
黄色5号・赤色40号のような着色料は、感受性のある人のために表示が求められるためです。詳細な理由はFDAの執行記録には記載されていません。

出典(一次情報)

出典:openFDA(米国FDA・CC0 パブリックドメイン)。データは無保証で、医療判断には用いないでください。最新・正確な情報は FDA公式のリコール情報をご確認ください。本サイトは米国FDAに推奨・認定されたものではありません。

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