約341.74億ドル 国防総省・全軍共通 DEFINITIVE CONTRACT N0001902C3002

F-35戦闘機の開発契約に累計約342億ドル ― 2001年にロッキード・マーティンが受注した「史上最大の兵器計画」の起点(USAspending)

国防契約管理局 2001-10-26 〜 2022-12-16

2001年10月26日、米海軍航空システム軍(NAVAIR)の契約体系でロッキード・マーティンに発注された統合打撃戦闘機(JSF=F-35)の開発契約。研究開発(RDT&E)・機体・スペア類を含み、累計額は約342億ドル($34,173,959,112)、履行は2022年まで21年に及んだ。単一の開発契約としては歴代最大級で、F-35計画の出発点にあたる記録。

契約の基本情報

  • 受注者ロッキード・マーティン
  • 契約額$34,173,959,112(約341.74億ドル)
  • 軍種国防総省・全軍共通
  • 発注機関国防総省
  • 発注部局国防契約管理局
  • 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
  • 履行期間2001-10-26 〜 2022-12-16
  • 契約番号(PIID)N0001902C3002

契約の概要(原文)

200204!008532!1700!AF600 !NAVAL AIR SYSTEMS COMMAND !N0001902C3002 !A!N! !N! !20011026!20120430!008016958!008016958!834951691!N!LOCKHEED MARTIN CORPORATION !LOCKHEED BLVD !FORT WORTH !TX!76108!27000!439!48!FORT WORTH !TARRANT !TEXAS !+000026000000!N!N!018981928201!AC15!RDTE/AIRCRAFT-ENG/MANUF DEVELOP !A1A!AIRFRAMES AND SPARES !2AMA!JAST/JSF !336411!E! !3! ! ! ! ! !99990909!B! ! !A! !A!N!R!2!002!N!1A!A!N!Z! ! !N!C!N! ! ! !A!A!A!A!000!A!C!N! ! ! !Y! !N00019!0001!

要点

  • 統合打撃戦闘機(JSF=F-35)の開発(SDD)を担った契約=一次記録の分類に「JAST/JSF」「研究開発・製造開発」「機体とスペア」
  • 受注はロッキード・マーティン(2001年10月26日開始=ボーイングX-32との競争を制した直後)
  • 累計約342億ドル($34,173,959,112・複数年の累計)、履行は2022年12月まで約21年
  • 履行地はテキサス州フォートワース=同社戦闘機工場の所在地
  • 開発と量産を並行させる方式が長期のコスト・スケジュール超過を招いた教訓的プログラムの起点

F-35は、空軍・海兵隊・海軍がそれぞれ別々の戦闘機を開発してきた歴史を転換し、「共通の機体を3タイプに派生させて全軍でつかう」ことを狙った統合打撃戦闘機(JSF)計画から生まれた。2001年10月、ボーイングのX-32との競争試作を制してロッキード・マーティンのX-35が選定され、この契約で本格的な開発(システム開発実証=SDD)が始まった。

通常離着陸型(A)・短距離離陸垂直着陸型(B)・空母搭載型(C)という3変種を一つの設計から生み出す、航空史でも例のない野心的な開発である。

この記録が示す重要な事実は、開発「だけ」で342億ドル・21年という規模感だ。F-35は開発と並行して量産を始める「コンカレンシー(同時並行)」方式を採り、設計変更が生産済み機体の改修に跳ね返る構造が長期のコスト・スケジュール超過を招いた。この契約の履行期間が当初想定を大きく超えて2022年まで延びたこと自体が、大型開発計画の難しさを物語る。

米政府監査院(GAO)が繰り返し指摘してきた教訓の、いわば原典にあたる記録である。

現在のF-35は3千機規模の調達が見込まれ、日本を含む同盟国にも広く配備される「米国防産業の柱」となった。フォートワースの工場はいまも生産の中心であり、本サイトの受注企業ランキングでロッキード・マーティンが首位に立つ最大の理由もこのプログラムにある。

なぜ重要か

「兵器開発の金額と時間はどこまで膨らみうるか」を示す一次記録。防衛調達・航空産業・プログラムマネジメントを追う読者にとって、コンカレンシーの教訓とあわせて参照価値が高い。ロッキード・マーティンの企業プロフィール・防衛契約ランキングと横断で読める。

よくある質問(FAQ)

これは何のデータですか?
米国の政府支出公開データ「USAspending」に登録された、国防総省(DoD)の連邦調達契約の1件です。受注企業・発注部局・契約額・概要が公開されています。本サイトは米国政府公式ではありません。
契約額は確定額ですか?
収集時点の累計値です。大型の防衛契約は複数年にわたり改定(モディフィケーション)が積み重なるため、金額は増減します。最新値は出典のUSAspendingで確認できます。
SDD(システム開発実証)とは?
競争試作で選ばれた設計を、実戦配備できる兵器システムに仕上げる開発段階です。F-35ではこの段階だけで20年超・300億ドル超に及び、開発と量産を並行させた影響が指摘されました。
F-35はなぜ3タイプあるのですか?
空軍向けの通常離着陸型(A)、海兵隊向けの短距離離陸垂直着陸型(B)、海軍向けの空母搭載型(C)を、共通設計から派生させて開発・維持コストを抑える狙いです。

出典(一次情報)

本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。

#防衛#国防総省#海軍#空軍#F-35#戦闘機#ロッキード・マーティン
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