終わって12年、支出済み額は0と書かれている ― 打ち上げ役務の約35.8億ドル契約
防衛契約管理局の記録にある約35.8億ドルの契約。2013年12月31日に終わっていますが、支出済み額の欄は0のままです。0は「支払いが無かった」ではなく「記録が数字を持っていない」ことを示します。
契約の基本情報
- 受注者ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)
- 契約額$3,583,485,319(約35.83億ドル)
- 軍種国防総省・全軍共通
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防契約管理局
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2006-02-28 〜 2013-12-31
- 契約番号(PIID)FA881606C0002
契約の概要(原文)
200610!000002!5700!FA8816!SMC/EVK !FA881606C0002 !A!N! !N! ! !20060228!20070930!926784042!834951691!834951691!N!LOCKHEED MARTIN CORPORATION !12257 HIGHWAY 121 !LITTLETON !CO!80125!45255!005!08!LITTLETON !ARAPAHOE !COLORADO !+000335912412!N!N!000815040082!1810!SPACE VEHICLES !A2 !MISSILE AND SPACE SYSTEMS !176 !EELV !336414!E! !3! ! ! ! ! !99990909!B! ! !A! !D!N!R!1!001!N!1G!Z!Y!Z! ! !N!C!N! ! ! !A!A!A!A!000!A!C!Y! ! ! !Y! ! !0001! !
要点
- 2006年2月28日に始まり2013年12月31日に終わった約35.8億ドルの契約。
- 終了から12年が経っているが、支出済み額の欄は0のまま。
- 終了済みの103件のうち59件(57.3%)は、空欄か0で支出を示していない。
- 説明欄に残る旧形式の行から、品目の分類が宇宙機であることが読み取れる。
10という数字が意味しないこと
前の記事の契約は、支出済み額の欄が空でした。この契約では、そこに0が入っています。空欄と0は見え方が違いますが、伝えている内容は同じです。どちらも「支払いが無かった」という意味ではありません。
2支出を示さない記録の内訳
終わった契約103件を、支出済み額の欄の状態で分けると次のようになります。
半数を超える59件が、支払いの実績を示していません。 空欄と0を分けて数えても、読み手にとっての意味は変わりません。この欄からは、いくら支払われたかを知ることができない、という一点です。
3説明欄に残っている手がかり
この記録の説明欄にも、旧形式の行がそのまま残っています。そこからは、発注した部署の略号、品目の分類が「宇宙機(SPACE VEHICLES)」であること、そして計画の略号が「EELV」であることが読み取れます。説明文はありませんが、分類の欄が意味を補っています。
次の記事では、説明欄が「TEST」の一語だけで17年間動いた契約を見ます。
なぜ重要か
支出済み額の欄が0や空である記録は、終了済みの契約の過半を占めます。金額を比較したいときは義務付け額を使い、支出の欄はあくまで「記録が持っている場合の値」として扱うのが安全です。
よくある質問(FAQ)
支出済み額が0なら、契約は実行されなかったのですか。
空欄と0はどう違うのですか。
義務付けられた金額は信頼できますか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA881606C0002