最新型戦闘機「F-16 Block 70/72」の台湾・モロッコ向け生産に累計約52.1億ドル ― ロッキード・マーティンへのFMS(USAspending)
USAspendingによれば、米空軍は最新型戦闘機「F-16 Block 70/72」の台湾・モロッコ向け生産を、ロッキード・マーティンへ発注した(デリバリーオーダー)。契約額は累計約52.1億ドル($5,212,953,429)、2020年8月開始・2029年12月までの契約。長年生産される名機F-16の最新世代を、同盟・友好国へ供給する対外有償軍事援助(FMS)の一例である。
契約の基本情報
- 受注者ロッキード・マーティン
- 契約額$5,214,634,803(約52.15億ドル)
- 軍種空軍
- 発注機関国防総省
- 発注部局空軍省
- 契約種別DELIVERY ORDER
- 履行期間2020-08-14 〜 2029-12-31
- 契約番号(PIID)FA861520F0001
契約の概要(原文)
TAIWAN/MOROCCO F-16 PRODUCTION BLOCK 70/72
要点
- 米空軍が台湾・モロッコ向けF-16 Block 70/72の生産をロッキード・マーティンへ発注。累計約52.1億ドル($5,212,953,429)。
- デリバリーオーダー、履行期間2020年8月14日〜2029年12月31日。
- Block 70/72はF-16の最新世代(AESAレーダー等を刷新)。
- 対外有償軍事援助(FMS)=米政府が同盟・友好国に代わり装備を調達・供給する枠組み。
- 台湾向け戦闘機供給は地域安全保障に直結=米国の対外関与を映す。
F-16 は1970年代の登場以来、改良を重ねながら世界中で使われてきた、戦闘機の定番といえる機体だ。その最新世代が「Block 70/72」で、高性能のレーダー(AESA)や刷新した電子機器を備え、旧世代機を置き換える更新需要と新規導入の双方に応えている。本契約は、この最新型F-16を台湾とモロッコへ供給するものだ。
注目したいのは、これが対外有償軍事援助(FMS=Foreign Military Sales)の枠組みである点だ。FMSは、米政府が同盟・友好国に代わって装備の調達契約を結び、供給する仕組みで、米国の外交・安全保障政策と防衛産業の輸出が交わる場でもある。
とりわけ台湾向けの戦闘機供給は地域の安全保障に直結する話題であり、こうした契約が支出データに現れること自体が、米国の対外関与のかたちを映している。
概要(USAspending)は「台湾・モロッコ向けF-16 Block 70/72の生産」までで、機数の内訳や納入スケジュールの詳細までは記されていない(本サイトは概要に無い内容は補わない)。累計約52.1億ドルという規模は、名機F-16の最新型が今なお現役の輸出商品であり続けていることを示している。
なぜ重要か
名機F-16の最新型Block 70/72を台湾・モロッコへ供給するFMS契約で、米国の防衛輸出と外交・安全保障が交わる典型例。とりわけ台湾向けの戦闘機供給は地域安全保障に直結する。支出データにこうした対外供給が現れること自体が、米国の対外関与のかたちを示す。防衛産業の輸出・国際政治を追う読者に有用。
よくある質問(FAQ)
これは何のデータですか?
契約額は確定額ですか?
FMS(対外有償軍事援助)とは何ですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA861520F0001