株主に議案を知らせて票を集める文書、委任状説明書 ― 総会の3か月前に基準日が置かれる
NVIDIAが2026年5月12日に提出した確定委任状説明書(DEF 14A)。2026年6月24日に仮想形式で開催する年次株主総会について、取締役10名の選任、役員報酬の勧告的承認、会計事務所の選任の承認、四件の株主提案という議案を示し、基準日を2026年4月27日と定めている。
提出書類の基本情報
- 企業NVIDIA CORP(NVDA)
- 書類委任状説明書 DEF 14A
- 市場Nasdaq
- 業種(SIC)Semiconductors & Related Devices
- 提出日2026-05-12
- 対象期2026-06-24
- 受付番号0001045810-26-000036
要点
1総会の前に配られる文書
株主総会で議決権を行使するには、何が議案になっているかを知る必要があります。委任状説明書(プロキシ・ステートメント)は、そのために会社が株主へ送る文書です。議案の内容、取締役候補の経歴、役員報酬の詳細、株主提案の全文と取締役会の意見などが記載されます。会社が株主から委任状を集めるための文書でもあるため、この名前が付いています。
2何がいつ決まるか
- 1基準日2026年4月27日の営業終了時。この時点の記録上の株主が議決権を持つ
- 2委任状説明書の提出2026年5月12日。議案と資料が株主に届けられる
- 3事前の質問総会に先立つ場(pre-meeting forum)で株主が質問を提出できる
- 4総会2026年6月24日午前9時(太平洋時間)に仮想形式で開催
基準日が総会の約2か月前に置かれていることが目を引きます。株主は日々入れ替わるため、どの時点の株主が議決権を持つかを確定しなければ手続きが進みません。基準日以降に株式を買った人は、その総会では議決権を持ちません。逆に、基準日の後に売った人でも議決権は残ります。
3議案の構成
議案は、取締役10名の選任、役員報酬の勧告的承認、独立登録会計事務所の選任の承認という定型の三つに、四件の株主提案が加わる構成です。株主提案は会社の側が提出するものではなく、一定の要件を満たした株主が委任状資料への掲載を求めたものです。当サイトが扱う別の企業の総会でも、株主提案が議案の多くを占める例があり、投資家が経営に対して何を問うているかがここに現れます。
4様式としての位置
委任状説明書は総会の前、投票結果は総会の後に8-Kの項目5.07で開示されます。つまり一度の総会について、前と後で二つの文書が残ります。前者は何を決めるのかを示し、後者はどう決まったかを示します。二つを合わせて読むことで、提案された議案がどの程度の支持を得たかを追えます。
なぜ重要か
一度の株主総会について、事前の委任状説明書と事後の投票結果という二つの開示が残る。両者を突き合わせれば、提案された議案がどの程度の支持を得たかを追える。
よくある質問(FAQ)
委任状説明書とは何ですか?
基準日とは何ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国SEC公式開示に基づく独自整理です。正確・最新の内容は必ず原文をご確認ください。
- SEC EDGAR(提出書類インデックス)
- 主要書類(原文)
- 受付番号:0001045810-26-000036