DARPA、AIで人間の作戦を増援する「AIR」に約341万ドル ― BAEシステムズ(ロッキードも同プログラム受注)(USAspending)
DARPAのプログラム「AIR(Artificial Intelligence Reinforcements=AI増援)」の契約を、英系防衛大手BAEシステムズの米国部門が約341万ドル($3,409,688)で受注。同日開始でロッキード・マーティンも同プログラムを受注しており、複数チーム並走の競争的研究として進む。
契約の基本情報
- 受注者BAEシステムズ
- 契約額$3,409,688(約341万ドル)
- 発注機関国防総省
- 発注部局国防高等研究計画局(DARPA)
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2024-02-07 〜 2025-03-27
- 契約番号(PIID)HR001124C0353
契約の概要(原文)
ARTIFICIAL INTELLIGENCE REINFORCEMENTS (AIR)
要点
「AI増援(AI Reinforcements)」という名前が示すとおり、AIRは人間の部隊や作戦をAIで補強することを志向するDARPAのプログラムだ。原文の概要はプログラム名のみで詳細を記さないため、本サイトは機能の推測はしない。
読み取れる確かな事実は、DARPAが2024年に「AIによる増援」という枠組みの研究へ、複数の大手防衛企業を同日に走らせ始めた、という調達の動きである。
興味深いのは受注構造だ。BAEシステムズ(英系防衛大手の米国部門)とロッキード・マーティンが、同日開始・同規模(約341万ドルと約290万ドル)で同じプログラムを受注している。これはSAIL-ONでも見られた、一つの研究課題に複数チームを競わせるDARPAの定石で、初期フェーズの数百万ドル規模はその「入口」の水準にあたる。
DARPAの研究は成功すれば軍種横断の大型プログラムに育ち、失敗すれば静かに終わる。数百万ドルの初期契約はその篩(ふるい)の最初の段階であり、AI×防衛の投資がどの方向に張られているかを早期に示すシグナルとして読める。
なぜ重要か
AI×防衛の研究投資がどの枠組みに張られているかを早期に示すシグナル。BAEとロッキードの並走受注は、DARPAの競争的研究の型を示す実例で、防衛産業のAI動向を追う読者に有用。
よくある質問(FAQ)
AIRプログラムの内容は何ですか。
なぜ複数の会社が同じプログラムを受注するのですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):HR001124C0353