米EPA、特定化学物質に「重要新規利用規則(SNUR)」を提案 ― 新たな用途は90日前にEPAへ届出・審査(TSCA)
米環境保護庁(EPA)が、有害物質規制法(TSCA)に基づき、特定の化学物質について「重要新規利用規則(SNUR)」を提案。これらを新しい用途で製造(輸入を含む)・加工しようとする者は、開始の90日前までにEPAへ届け出る必要があり、EPAの審査・判断が済むまで開始できない。
文書の概要(一次情報)
- 文書種別提案規則
- 発行機関環境保護庁
- 引用91 FR 34480
要点
米環境保護庁(EPA)は、有害物質規制法(Toxic Substances Control Act, TSCA)に基づき、特定の化学物質に「重要新規利用規則(Significant New Use Rules, SNUR)」を設ける規則案を公示した(Federal Register・規則案/Proposed rule)。
1対象となる化学物質
対象は、製造前届出(premanufacture notices, PMN)の対象となり、かつEPAがTSCAに基づき発出した命令(Order)の対象でもある化学物質である。
SNURは、本規則案が「重要な新規利用(significant new use)」と位置づける活動のために、これらの物質を製造(法律上の定義で輸入を含む)または加工しようとする者に対し、その活動を開始する少なくとも90日前にEPAへ通知することを求める。
2事前届出から評価までの流れ
この通知を起点に、EPAはその化学物質のその用途の条件を評価する。そして、当該の重要新規利用のための製造・加工は、EPAが必要な通知の審査を行い、その通知について適切な判断を下し、その判断に基づき必要な措置を講じるまで、開始できない。
390日前通知から先へ進めるまで
SNURが求めるのは届出だけではない。その後に何が起きるかまでが規則に書かれている。
- 190日前に通知する重要な新規利用のために製造・加工しようとする者がEPAへ届け出る
- 2EPAが評価するその化学物質のその用途の条件を評価する
- 3判断を下す通知の審査を行い、適切な判断を下す
- 4措置を講じるまで開始できない判断に基づく必要な措置が済むまで製造・加工は始められない
対象は、製造前届出(PMN)の対象となり、かつEPAがTSCAに基づき発出した命令の対象でもある化学物質である。SNURは「新しい使い方をする前にEPAが安全性を事前審査できる」ようにする仕組みで、米国向けに製造・輸入・加工する事業者にとっては対象物質と新規利用の該当可否が実務上の要点となる。
なぜ重要か
米国の化学物質規制(TSCA)の実務に関わる事例。化学・素材・輸入に関わる事業者にとって、新規用途の事前届出義務の所在を把握する手がかりになる。
よくある質問(FAQ)
SNUR(重要新規利用規則)とは?
誰に関係しますか?
出典(一次情報)
出典:Federal Register(連邦政府文書=パブリックドメイン)。リンク先は公式サイトです。