プライマー・フェデラルに190万ドル ― 端数のない金額は7件の連番のなかでこの1件だけ(陸軍・SBIRフェーズII)
陸軍が発注したSBIRフェーズIIの確定契約。義務付け額は190万ドルちょうどで、同じ公募トピックに並ぶ連番7件のなかで端数のない金額はこの1件だけである。期間は2024年5月6日から2025年8月5日までの1年3か月。
契約の基本情報
- 受注者PRIMER FEDERAL INC
- 契約額$1,900,000(約190万ドル)
- 発注機関国防総省
- 発注部局陸軍省
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2024-05-06 〜 2025-08-05
- 契約番号(PIID)W5170124C0152
契約の概要(原文)
SBIR PHASE II OPEN TOPIC A234-007, ARTIFICIAL INTELLIGENCE (AI)/MACHINE LEARNING (ML).
要点
1端数のない金額が意味すること
義務付け額は190万ドルちょうどである。同じ公募トピックに並ぶ連番7件のうち、他の6件は189万9,996ドル、189万9,995ドル、189万9,988ドル、189万9,795ドル、189万9,486ドル、188万7,290ドルと、いずれも端数がある。
端数のある金額は、必要な費目を積み上げた結果として現れやすい。端数のない金額は、枠の側から決まったか、切りのよい数字で合意したことを示唆する。7件が同じ上限の下に並びながら、決まり方が一様でないことが、数字の形に残っている。
2期間は1年3か月と短い
期間は2024年5月6日から2025年8月5日までの1年3か月である。同じ連番7件のなかでも短い部類にあたる。SBIRのフェーズIIは、フェーズIで示された可能性を製品化に向けて進める段階で、期間は2年前後に置かれることが多い。
2026年9月1日時点で当サイトが保持する連邦支出の記録222件のうち、説明欄にSBIRまたはSTTRを含むものは23件ある。金額は最小が約134万7,918ドル、中央値が約189万9,486ドル、最大が約1,478万8,874ドルで、中央値は先の7件の金額とほぼ重なる。
3支出済み額は0のまま
義務付け額は190万ドルだが、支出済み額は0と記録されている。契約は2025年8月に終了しているため、これから支払う段階にあるとは考えにくい。
2026年9月1日時点で当サイトが保持する連邦支出の記録では、国防総省が発注した155件のうち130件で支出済み額が0である。国防以外の67件では26件にとどまる。同じ公開データでも、発注元によって支出の記録され方が大きく違う。金額の欄だけを見て実際の支払いを判断することはできない。
なぜ重要か
金額の端数の有無は、その額がどう決まったかの手がかりになる。積み上げなら端数が残り、枠から入れば切りのよい数字になりやすい。同じ公募の下に並ぶ契約でも決まり方が一様でないことは、制度の運用に幅があることを示している。
よくある質問(FAQ)
なぜ端数がないのですか?
SBIRフェーズIIとは何ですか?
支出済み額が0なのはなぜですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):W5170124C0152