AIによる戦闘管理を統合防空ミサイル防衛に応用する研究(SBIR/STTRフェーズII)― 連邦契約(USAspending)
米国防総省ミサイル防衛局(MDA)が、STILMAN ADVANCED STRATEGIES社に対し、AIを使った「戦闘管理」を「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」に応用する研究開発(SBIR/STTRフェーズII)を約183万ドルで発注した連邦契約です。
契約の基本情報
- 受注者STILMAN ADVANCED STRATEGIES, LLC
- 契約額$1,829,994(約183万ドル)
- 発注機関Department of Defense
- 発注部局Missile Defense Agency
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2022-09-20 〜 2025-06-19
- 契約番号(PIID)HQ086022C7142
契約の概要(原文)
SBIR/STTR PHASE II R&D: ARTIFICIAL INTELLIGENCE (AI)-BASED BATTLE MANAGEMENT (BM) FOR MULTI-MISSION INTEGRATED AIR AND MISSILE DEFENSE (IAMD)
要点
- 発注はミサイル防衛を担う米国防総省ミサイル防衛局(MDA)。
- 受注はSTILMAN ADVANCED STRATEGIES社、契約金額は$1,829,994。
- テーマはAIを使った「戦闘管理」を統合防空ミサイル防衛(IAMD)へ応用する研究開発。
- 中小企業向け制度SBIR/STTRのフェーズII(実証段階)。
- 具体的な成果は原文に記載がない。
この契約は、米国防総省(DoD)の中でミサイル防衛を専門に担うミサイル防衛局(MDA=Missile Defense Agency)が発注しています。発注の枠組みは中小企業向けの研究開発支援制度であるSBIR/STTR(小規模企業を対象に、政府の課題に役立つ研究開発を段階的に支援する仕組み)で、その中でも実証・試作に進むフェーズIIにあたります。つまり初期アイデアの可能性を確かめた後、より具体的に作り込む段階に位置づけられる研究開発です。
テーマである「戦闘管理(battle management)」とは、飛来する多数の脅威と、迎撃に使える複数の防衛資源とを、限られた時間の中で照らし合わせて最適に割り当て、指揮する機能を指します。これを「統合防空ミサイル防衛(IAMD=Integrated Air and Missile Defense)」、すなわち航空機・巡航ミサイル・弾道ミサイルなど種類の異なる脅威を一体的に扱う防衛の枠組みに応用しようとする点が、この研究の中心です。多数の脅威と多数の手段の組み合わせを短時間で判断しなければならない領域は、人間だけでは処理が難しく、AIによる判断支援が検討される代表的な分野です。
こうした契約を横断的に見ると、政府の研究開発資金がどの企業に、どの技術テーマへ流れているかが分かります。SBIR/STTRは中小企業が国の研究開発に参加する主要な入口であり、AIと防衛という関心の高い領域における一件として、技術動向や発注の流れを読み解く手がかりになります。なお、この研究の具体的な成果物や到達点については、原文に記載がないため確認できません。
なぜ重要か
AIと防衛という関心の高い領域に政府研究開発資金が向かう一例であり、SBIR/STTRを通じてどの中小企業がどの技術テーマに取り組んでいるかを把握する手がかりになります。技術動向や政府調達の流れを追う関係者にとって参照価値があります。
よくある質問(FAQ)
「戦闘管理(battle management)」とは何ですか。
「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」とは何ですか。
SBIR/STTRのフェーズIIとは何ですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):HQ086022C7142