空軍、専門家でなくても作れる「DIY(自作)AI」研究に約950万ドル ― Kitwareへの連邦契約(USAspending)
米空軍が、AIの専門家でなくても扱える「DIY(自分で作る)AI」の実現を目指す研究「A2I2」に約950万ドル($9,495,868)を発注。受注はオープンソースで知られるKitware。AIの構築を専門家以外にも広げる(民主化する)ための基盤研究。
契約の基本情報
- 受注者KITWARE INC
- 契約額$9,495,868(約949.6万ドル)
- 発注機関Department of Defense
- 発注部局Department of the Air Force
- 契約種別DEFINITIVE CONTRACT
- 履行期間2019-01-04 〜 2024-07-05
- 契約番号(PIID)FA865019C6036
契約の概要(原文)
A2I2: ARCHITECTURE, ALGORITHMS, AND INNOVATIVE INTERFACES FOR DO IT YOURSELF ARTIFICIAL INTELLIGENCE
要点
- 空軍の「A2I2」=専門家でなくても作れる「DIY(自作)AI」を目指す研究
- アーキテクチャ・アルゴリズム・使いやすいインターフェースの三方面で追求
- 契約額 約950万ドル・確定契約・履行2019年1月〜2024年7月
- 受注はオープンソース(VTK/CMake/ParaView等)で知られるKitware
- 「AIの民主化」=AIを作れる人の裾野を広げる基盤研究
受注したKitwareは、VTK・ITK・CMake・ParaViewといった可視化・画像処理・ソフトウェア開発のオープンソースツールで広く知られる企業である。今回の研究「A2I2」のタイトルの核心は「Do It Yourself(DIY=自作)AI」にある。
通常、実用的なAIを作るには機械学習の専門知識が要るが、本研究はそのハードルを下げ、専門家でない利用者(現場の担当者など)が自分でAIを構築・調整できるようにする——いわゆる「AIの民主化」を、アーキテクチャ・アルゴリズム・使いやすいインターフェースの三方面から追求するものと読める。誰がAIを作れるかが少数の専門家に限られると、AIの活用は頭打ちになりやすい。これを広げようとする発想は、Kitwareのオープンソース文化とも親和的だ。先端モデルそのものでなく「AIを作る・使う裾野を広げる」基盤研究として注目に値する(個々の成果物の詳細は原文に記載がないため、ここでは推測しない)。
なぜ重要か
先端モデルそのものでなく「AIを作れる人・使える人の裾野を広げる」基盤研究の事例。AIの民主化やノーコード/ローコードAIの流れと響き合い、AI活用の広がりを考えるうえで示唆に富む。
よくある質問(FAQ)
「DIY(自作)AI」とは何を意味しますか?
受注したKitwareはどんな企業ですか?
出典(一次情報)
本記事は下記の米国政府公式の支出データに基づく独自整理です。正確・最新の内容は公式をご確認ください。
- USAspending(契約の詳細)
- 契約番号(PIID):FA865019C6036