Cisco Catalyst SD-WAN Manager にパストラバーサル(CVE-2026-20262)― 認証済み攻撃者が任意ファイルを作成・上書き
ネットワーク管理製品 Cisco Catalyst SD-WAN Manager に、ディレクトリ/パストラバーサル(CWE-22)の脆弱性。認証済みの遠隔攻撃者が、システムのファイルを作成したり任意のファイルを上書きしたりできる。NVDに掲載されたCVSSは6.5(MEDIUM)。CISAが2026年6月15日にKEVへ追加、是正期限6月29日。
脆弱性の基本情報
- CVE番号CVE-2026-20262
- CVSS基本値6.5 MEDIUM
- CVSSベクタCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N
- 対象(ベンダー/製品)Cisco Catalyst SD-WAN Manager
- CWECWE-22
- 悪用状況CISA KEV 掲載(実際の悪用を確認)
- 是正期限2026-06-29(米連邦民生機関・BOD 22-01)
要点
パストラバーサルとは、ファイルのパス指定に「../」などを混ぜることで、本来許された範囲の外にあるファイルへ到達してしまう脆弱性だ。本件では、それによって攻撃者が影響システム上でファイルを作成したり、任意のファイルを上書きしたりできるとされる。ファイルの上書きは、設定ファイルの改ざんや不正なファイルの設置を通じて、システムの掌握や更なる侵害の足がかりになりうる。
対象の Cisco Catalyst SD-WAN Manager は、企業のSD-WAN(ソフトウェアで柔軟に構成する広域ネットワーク)を集中管理する司令塔だ。ネットワークの管理製品は、設定や経路といった通信の根幹を握るため、そこへのファイル書き込みは影響が広がりやすい。
NVDに掲載されたCVSSは6.5(MEDIUM)で、攻撃には何らかの権限(PR:L=認証)が要るものの、完全性への影響(I:H)が高く評価されている。
数値上はMEDIUMだが、CISAがKEVに追加したことは、この脆弱性が実際の攻撃で悪用されていることを意味する。CVSSの高低にかかわらず、広く使われるネットワーク管理製品の弱点は現実の標的になる――KEV入りはその証だ。対応はCiscoの案内に従った速やかな更新である。
なぜ重要か
ネットワーク管理製品は通信の設定・経路という根幹を握るため、そこへのファイル作成・上書きは影響が広がりやすい。CVSSはMEDIUM(6.5)だが、KEV入りは実際の悪用を意味し、CVSSの高低にかかわらず広く使われる管理製品が標的になることを示す。Cisco運用組織はCiscoの案内に沿った更新と、管理画面の公開範囲の点検を要点とすべきである。
よくある質問(FAQ)
パストラバーサルとは何ですか。
CVSSがMEDIUMなのに、なぜ対応が必要なのですか。
何をすべきですか。
出典(一次情報)
本記事は下記の米国公式データに基づく独自整理です。正確・最新の内容、適用可否は必ず公式・ベンダーでご確認ください。
- CISA KEV Catalog(悪用確認済み一覧)
- NVD(CVE詳細・CVSS)
- ベンダー/参考アドバイザリ
- This product uses data from the NVD API but is not endorsed or certified by the NVD. KEV データは CC0(パブリックドメイン)です。