悪用確認 悪用確認済み(KEV) CVE-2025-68613

一度きりしか載らない485製品 ― 回数の階層を並べ直す

n8n n8n KEV追加 2026年3月11日 連邦是正期限 2026-03-25

ワークフロー自動化ツール n8n の式評価に起因する遠隔コード実行。この製品の登場は1回だけで、そうした製品は711のうち485を占めます。

脆弱性の基本情報

  • CVE番号CVE-2025-68613
  • 対象(ベンダー/製品)n8n n8n
  • CWECWE-913
  • 悪用状況CISA KEV 掲載(実際の悪用を確認)
  • 是正期限2026-03-25(米連邦民生機関・BOD 22-01)

要点

  • n8n のワークフロー式評価における、動的に管理されるコード資源の不適切な制御に起因する遠隔コード実行。
  • 2026年3月11日追加・3月25日期限で猶予は14日。参照先は GitHub のセキュリティ勧告。
  • 2026年9月6日時点で当サイトが保持するKEV 1,695件は711製品に分かれ、485製品(68.2%)は一度きり。
  • 一方で10回以上載る19製品(2.7%)だけで562件(33.2%)を占める。

1名前を聞いたことがない製品が大半を占める

前の記事の製品は2回目でした。この製品は1回だけです。そしてこの階層が、製品数では最大です。

登場回数製品数そこに属する記録
10回以上19製品562件
5〜9回34製品209件
3〜4回66製品225件
2回107製品214件
1回だけ485製品485件
合計711製品1,695件

製品の数で見れば、68.2%485製品)は一度きりです。 ところが記録の数で見ると景色が変わります。10回以上載る19製品(全体の2.7%)だけで562件、全体の33.2%を占めます。

1回だけの製品が占める割合(製品数)485 / 711
10回以上の製品が占める割合(製品数)19 / 711
1回だけの製品が占める割合(記録数)485 / 1695
10回以上の製品が占める割合(記録数)562 / 1695

「少数の製品に集中している」と「大多数の製品は一度きり」は、どちらも同時に正しいという形です。

2この記録が示していること

本件は、ワークフローの式を評価する仕組みで、動的に管理されるコード資源の制御が不十分だった(CWE-913)ものです。利用者が書いた式を実行する設計そのものが、攻撃面になります。 参照先は GitHub のセキュリティ勧告で、ベンダーの製品ページではありません。開発の場所がそのまま公表の場所になっている形です。

38つの記録が示したこと

  1. 1172回(Windows)広い製品には多様な欠陥が見つかり続ける
  2. 253回(Apple)製品名が複数のOSの括りで、1件の及ぶ範囲は説明文にしかない
  3. 340回(Chromium V8)部品の名前で載る記録は、ブラウザの名前では見つからない
  4. 433回(Flash Player)措置が「更新」でなく「使用の中止」になる
  5. 528回(Linuxカーネル)共通部品は直す相手が一つに定まらない
  6. 617回(Zimbra)同じ製品に同じ型が繰り返し、猶予が3日のこともある
  7. 72回(Cisco FMC)回数が少なくても、条件が揃えば最優先になる
  8. 81回(n8n)製品数の68.2%はここに属する

なぜ重要か

カタログは少数の製品に記録が集中する一方、製品の大多数は一度しか現れません。監視は「常連を継続的に見る」ことと「名前で追えない一度きりを取りこぼさない」ことの両立が必要です。

よくある質問(FAQ)

一度きりの製品が多いのはなぜですか。
この記録からは理由を断定できません。事実として、711製品のうち485が一度しか登場していません。
式を評価する仕組みはなぜ危ういのですか。
利用者が書いた式を実行する設計だからです。制御が不十分だと、式の形で任意のコードを持ち込まれることがあります。
監視対象はどう決めればよいですか。
繰り返し載る少数の製品を継続的に見つつ、大多数が一度きりであることを前提に、製品名だけに依存しない追跡も併用してください。

出典(一次情報)

本記事は下記の米国公式データに基づく独自整理です。正確・最新の内容、適用可否は必ず公式・ベンダーでご確認ください。

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