高 High 悪用確認済み(KEV) CVE-2025-34291

Langflow(AIアプリ構築ツール)に重大な脆弱性(CVE-2025-34291)— 不正なCORSとトークンでコード実行のおそれ

Langflow Langflow KEV追加 2026年5月21日 連邦是正期限 2026-06-04

LLM/AIワークフローを視覚的に構築できる人気ツール「Langflow」に、オリジン検証の不備(過度に緩いCORS設定+SameSite=NoneのリフレッシュトークンCookie)があり、悪意あるWebページが認証情報付きのクロスオリジン要求を成立させてトークンを奪い、最終的にコード実行・システム全体の侵害につながりうる。CISAは悪用確認済み(KEV)として掲載(CVSS 8.8 High)。

脆弱性の基本情報

  • CVE番号CVE-2025-34291
  • CVSS基本値8.8 HIGH
  • CVSSベクタCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
  • 対象(ベンダー/製品)Langflow Langflow
  • CWECWE-346
  • 悪用状況CISA KEV 掲載(実際の悪用を確認)
  • 是正期限2026-06-04(米連邦民生機関・BOD 22-01)

要点

  • Langflow(LLM/AIワークフローをGUI構築する人気OSSツール)のオリジン検証不備(CWE-346)
  • 緩いCORS+SameSite=NoneのリフレッシュトークンCookieで、悪意あるページがトークンを窃取
  • トークン経由で認証済みエンドポイントにアクセス→任意コード実行・システム全体の侵害
  • CISA KEV掲載=実際の悪用を確認(CVSS 8.8 High/CWE-346)
  • AIアプリ構築ツール自体が攻撃対象に。対応:ベンダー指示に従い緩和/修正、不可なら使用中止

CVE-2025-34291は、Langflow(LLMやAIエージェントのワークフローを視覚的に組み立て・実行できる人気のオープンソースツール)に存在するオリジン検証エラー(CWE-346)の脆弱性だ。CISAKEV(悪用が確認された脆弱性)カタログに2026年5月21日付で追加された。

NVDの説明によれば、(1)過度に緩いCORS(クロスオリジン・リソース共有)設定と、(2)SameSite=None に設定されたリフレッシュトークンのCookie、という二つの設定が組み合わさることが原因だ。これにより、ユーザーが悪意あるWebページを開くと、そのページがユーザーの認証情報(Cookie)を含むクロスオリジン要求を行い、Langflowのトークン再発行(リフレッシュ)エンドポイントを呼び出せてしまう。結果として攻撃者は、認証済みエンドポイントにアクセスできるトークンを手に入れ、任意コードの実行とシステム全体の侵害に至りうる。

この脆弱性が重要なのは、対象がAIアプリケーションを「作る」ための基盤ツールだという点だ。AI開発の現場で使われるツール自体が悪用確認済みとしてKEVに載ったことは、AIインフラ(開発・実行基盤)も明確な攻撃対象になっていることを示す。

【対応の要点】ベンダー(Langflow)公式の指示に従って緩和策・修正を適用する。クラウドで利用している場合はBOD 22-01の手順に準拠し、緩和策が利用できない場合は使用中止も選択肢になる。インターネットに公開しているLangflowは特に優先度が高い。連邦民生機関の是正期限は2026年6月4日。

なぜ重要か

AIアプリ構築ツールがKEV入りした事例で、AIインフラ自体が攻撃対象であることを示す。社内でLangflow等のAI開発ツールを使う組織は、バージョン確認と公開範囲の見直し、トークン・認証設定の点検が要点。

よくある質問(FAQ)

Langflowとは何ですか?
LLMやAIエージェントのワークフローを視覚的(ノードをつなぐGUI)に構築・実行できる人気のオープンソースツールです。AIアプリのプロトタイピングなどに使われます。
なぜ危険なのですか?
緩いCORS設定とSameSite=NoneのトークンCookieの組み合わせで、悪意あるWebページがユーザーの認証情報を使ってトークンを奪えます。奪われたトークンでコード実行・システム侵害に至りうるためです。
何をすべきですか?
Langflow公式の指示に従って緩和策・修正を適用してください。インターネット公開している場合は特に優先度が高く、緩和できない場合は使用中止も検討します。

出典(一次情報)

本記事は下記の米国公式データに基づく独自整理です。正確・最新の内容、適用可否は必ず公式・ベンダーでご確認ください。

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